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「スタジアムが噴火した」準決勝での乱入者続出に現地米記者も騒然! キューバの反政府抗議活動が影を落とす【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.20

米国vsキューバ戦で観客がグラウンドに乱入し、試合が一時中断した。(C) Getty Images

米国vsキューバ戦で観客がグラウンドに乱入し、試合が一時中断した。(C) Getty Images

 現地3月19日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝、アメリカ代表対キューバ代表の一戦はトレイ・ターナーが2本の本塁打を放つなど、アメリカ打線が4本塁打を含む14安打と爆発し、14対2でキューバを下した。

 アメリカの大勝で終わったこの試合だが、プレーが3度も中断するハプニングが起きた。まずは6回2死一塁でキューバの攻撃中に、ライトスタンドから男性がグラウンドに突如乱入。白い布のようなものにメッセージを掲げていたが、即座に係員に確保された。

 米専門局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者によると、「デモ参加者のメッセージには『7月11日のキューバ人の囚人に自由を』と、スペイン語で書かれていた」とレポート。キューバでは2021年7月11日に、市民による反政府デモが起き、参加者などが身柄を拘束された。『AP通信』によると、当日は球場の外でキューバの体制などに対する抗議活動が行なわれていたという。

 男性は抵抗する様子はなく、そのままグラウンドの外に連行。球場には「USA!」コールが沸き起こり、一時騒然とした。

 ところが、乱入者はこれだけで終わらなかった。7回裏アメリカの攻撃終了後と、8回アメリカの攻撃中に、再びキューバファンと思われる別の観客が乱入し三度プレーが中断された。アメリカの一方的な試合展開だったとはいえ、試合前から大きな盛り上がりを見せ注目されていた準決勝に水を差すようなハプニングが計3度も起きてしまった。
 
 現場で取材していた米紙『Los Angeles Times』のホルヘ・カスティージョ記者は「抗議者が試合中のグラウンドに乱入。センターでサインを掲げた。大歓声とともに退場させられた」と、6回に乱入した場面を動画付きで伝えた。

 他にも第1回大会からWBCを取材し続けているショーン・スプラドリング記者も乱入者がグラウンドを疾走している場面をツイッターに投稿。「マイアミの観客は『リベルタード』のチャントで大騒ぎした。そのあと、抗議者がフィールドに駆け出し、スタジアムが噴火した」と綴った。

 試合が開催されたローンデポ・パークは明日の日本対メキシコ戦でも使用される。ファンもマナーを守った白熱した試合展開になることを祈りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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