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侍ジャパン

「巨大で太いばかりの体格では…」“韓国野球の欠陥”をサッカー番記者が独自視点で厳しく指摘!「基礎や土台がなっていない」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.21

3年後のWBCで復活を遂げられるか。韓国野球は岐路に立たされている。(C)Getty Images

3年後のWBCで復活を遂げられるか。韓国野球は岐路に立たされている。(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりのベスト4進出を期した韓国代表チームだったが、結果は儚くも1次ラウンド敗退に終わった。中国とチェコに勝利した一方で、白星を見込んでいたオーストラリアに競り負け、日本には4対13の歴史的大敗。2勝2敗での早期敗退を余儀なくされ、帰国した現在もファンやメディアの厳しい論調に晒されている。

 そんななか、韓国紙『京郷スポーツ』のサッカー番記者であるキム・セフン氏がコラムを寄稿。野球とは異なるサッカーの専門記者ならでの客観的な視点で「韓国野球の欠陥」を鋭く指摘した。

 同記者はまず「韓国野球界にはこれまでも批判的な意見が多く寄せられ、そのたびに反省して改善を約束してきたようだが、むしろ代表チームの実力は落ちたと言わざるを得ない」とバッサリ。「何事にも基本がもっとも重要だ。スポーツでも音楽でも数学でも基礎技能が子どもの頃に身についていてこそ進化を望める。サッカーにしてもワールドカップで不振だったのは、基礎技能を備えた選手が不足していたからだ。(サッカー韓国代表のエースである)ソン・フンミンの父親は「フンミンに基礎を叩き込むのに7年かかった」と話していた。本来はそれくらい育成年代で重視されるべきものなのだ」と熱弁する。

 そのうえで、「野球の基本である投球、打撃、守備の土台がなっていない選手が多いのだろう。。韓国野球が有望株の育成に情熱を注げず、良いシステムを作れなかった結果だと考える」と指摘した。さらに「野球における投打は相互に対立的でありながら依存的、補完的でもある。投球、打撃、守備がすべて強くなれば、おのずとそのすべてが連動しあってより強化される。さすれば、巨大で太いばかりの体格の代わりに、速く、強く、逞しい身体こそが競争を勝ち抜くための必須条件となるはずだ」と提唱する。
 
 そして最後にセフン記者は、次のように力説した。

「貧弱な土台と脆弱な柱に大きな屋根を乗せることはできない。優れた基礎技能なくして、優れた選手を輩出などできないのだ。基礎がなっていない成人選手をいくら追い込んでも効果は微々たるもの。プロ野球を管轄するKBO(韓国野球委員会)だけでなく、アマ野球のすべての構成員が優れた育成システムを作るために努力し、かつ譲歩しあわなければならない。そんな活動の先にようやく、韓国野球はふたたび世界最強を夢見ることができるのではないか。サッカーももちろん同様である」

構成●THE DIGEST編集部

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