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侍ジャパン

「ケツを蹴っ飛ばすって何て言うんだ?」MLB伝説戦士たちの“質問攻め”にヌートバーもタジタジ。「精神が高ぶる」日本語は?【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.22

A・ロドリゲス(左)とオルティス(右)と球史に名を残すレジェンドに囲まれたヌートバー(中央)。質問攻めにあうと思わず苦笑いを浮かべて――。(C)Getty Images

A・ロドリゲス(左)とオルティス(右)と球史に名を残すレジェンドに囲まれたヌートバー(中央)。質問攻めにあうと思わず苦笑いを浮かべて――。(C)Getty Images

 球界を騒然とさせたドラマチックな勝利だった。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、現地3月20日に準決勝が行なわれ、侍ジャパンは6対5でメキシコ代表を退けた。

 日本は1点を追う9回裏、先頭打者の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の二塁打を皮切りに無死一、二塁の絶好機を創出。ここで打席に立った村上宗隆(ヤクルト)が値千金のサヨナラ打を放って勝負を決めた。

 劇的なエンディングにマイアミは熱狂と化した。そんな一戦を見守ったレジェンドたちもサムライに興味津々だ。試合後、現地で中継を担っていた米スポーツ専門局『FOX Sports』の解説を務めたアレックス・ロドリゲス(元ニューヨーク・ヤンキース)とデイビッド・オルティス(元ボストン・レッドソックス)は、フラッシュインタビューのゲストに招かれた日本代表のラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)を質問攻めにした。
 
 まず、侍ジャパン史上初の日系人プレーヤーとなったヌートバーに「オオタニがハルク・ホーガンなら、さしずめ君はリック・フレアーかな」とジョークを飛ばしたA・ロドリゲスは、「君たちは普段、どんな話をしているの? 日本語を使うの? 精神を高ぶらせる言葉はあるのかい?」と質問。これに25歳の若武者は、「もちろん、ありますよ。彼らは『さぁ行こう!』とか『レッツゴー!』ってよく言ってるので、僕も『さぁ行こう!』は日本で使います。それが精神は高ぶるんだ」と返答した。

 日本語についてはオルティスも興味があるようで、「なぁ聞かせてくれよ。日本語で『ケツを蹴っ飛ばす』って何て言うんだ?」と難問を投げかける。これにヌートバーは少し苦笑いを浮かべるも、「イッペイ(大谷翔平の通訳である水原一平さん)に聞こう。ごめんね、パピ(オルティスの愛称)、僕も勉強中なんだ」と返し、レジェンドたちを笑わせた。

 2人合わせてメジャー通算1237本塁打(A・ロドリゲスが696本、オルティスが541本)を放った伝説戦士たちの質問攻めに終始タジタジと言った様子のヌートバー。だが、レジェンドたちの関心を惹いたのも、日本代表として戦ってきた彼の挑戦に対する注目度の高さを物語るものだと言えよう。

構成●THE DIGEST編集部

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