現地時間３月21日、第５回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は、米マイアミ・ローンデポパークで日本vsアメリカの決勝を実施。２回表にトレイ・ターナー（フィラデルフィア・フィリーズ）の先制ソロを許したが、その裏に村上宗隆（ヤクルト）が同点アーチを放つなど、侍ジャパンが優位に試合を進めている。
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　前日の準決勝・メキシコ戦では、９回裏の無死一、二塁で逆転タイムリーを放ち、日本をサヨナラ勝ちに導いた村上。この日は、１点を追う２回裏の先頭打者として打席に入ると、先発右腕メリル・ケリー（アリゾナ・ダイヤモンドバックス）が投じた初球を強振。その打球は、グングン飛距離を伸ばして、ライトスタンドの２階席に着弾した。

　完全に目覚めた“村神様”の一発には、現地記者からも反響の声が続々。米スポーツ専門局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス氏は、すぐさま公式ツイッターを更新すると、飛距離432フィート（約131.7メートル）、打球速度115 マイル（約185.1キロ）というデータを取り上げ、「なんてこった」と感嘆の声を上げている。

　さらに、同局のジェフ・パッサン氏は、「昨季56本塁打を放ち、９回のサヨナラ安打で日本を決勝進出に導いたムネタカ・ムラカミは、メジャー・リーグ・ベースボール（MLB）の絶対的なスターになるだろう」とツイート。「メリル・ケリーから上段へモンスターホームランを打ち込んだ」と続けており、今後のさらなる活躍を期待せざるを得ないようだ。
  　その後、同回の１死満塁でラーズ・ヌートバー（セントルイス・カーディナルス）が内野ゴロを放った間に勝ち越しに成功した日本代表。４回裏には、先頭の岡本和真（巨人）が左中間スタンドへのソロアーチを叩き込み、３対１とリードしている。

構成●THE DIGEST編集部

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