専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
侍ジャパン

大谷翔平とトラウトの名勝負に「なにが?」 米識者の水差し発言に現役MLB戦士が猛反発「無意味なことを叫ぶピエロ野郎!」

THE DIGEST編集部

2023.03.23

大谷とトラウトによる世界を轟かせたマッチアップ。見る方も手に汗握る好勝負だったが、思わぬ批判を浴びている。(C)Getty Images

大谷とトラウトによる世界を轟かせたマッチアップ。見る方も手に汗握る好勝負だったが、思わぬ批判を浴びている。(C)Getty Images

 球史に残るであろう名勝負に水を差す、アメリカ人コメンテーターの発言が物議を醸している。
【関連記事】【PHOTO】WBCのMVPに輝いた大谷翔平を特集!ペッパーミルパフォーマンスや笑顔など秘蔵ショット満載

 日本の14年ぶり3度目の優勝で幕を閉じたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。栄えあるファイナルを彩ったのは、ふたりの天才による勝負だった。普段はロサンゼルス・エンジェルスの同僚でもある大谷翔平とマイク・トラウトが対峙したのだ。

 最高のシチュエーションだった。日本が1点をリードした9回裏2死無塁、一発が出れば同点という局面で、ふたりは向かい合ったのである。

 果たして軍配は日本のエースに上がった。同イニングからリリーフ登板した大谷は最速164キロを含む4球連続160キロ超えの4シームで追い込むと、最後はフルカウントから大きく横に曲がるスライダーを投球。これに思わずトラウトのバットも空を切ったのである。

 文字通りの頂上決戦で実現した日米球界が誇る至宝同士の真剣勝負には、世界中の野球ファンや関係者から賛辞が続々と寄せられた。そのなかで思わぬ意見を口にしたのが、米スポーツ専門局『ESPN』のコメンテーターであるクリス・ルッソ氏だ。

 以前から「周囲は大騒ぎしているが、オオタニは何も生み出していない」と何かと大谷に噛みついてきた同氏は、同局の番組「First Take」でWBC決勝で実現したドラマチックなトラウトの対決について、淡々とこう論じたのである。

「驚きの瞬間だって? 何が?彼らはチームメイトだろ? トラウトは三振するしかなかったんじゃないか」
 
 あたかもわざと負けたと言わんばかりの発言には出演者たちも愕然。頭を抱えて言葉を失った。

 何を想おうが個人の自由ではある。だが、ルッソ氏の発言が球界の盛り上がりに水を差すものだったのは間違いない。ゆえに彼は“炎上”。多方面から猛烈な批判を受けている。米野球データ専門会社『Codify』が「たとえ冗談で振る舞っていたとしても、これはひどすぎる」と糾弾。さらに米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者も「これは史上最悪の野球番組なのは間違いないな」と断じた。

 そして極めつけは、今大会にプエルトリコ代表として参戦していた現役メジャーリーガーのマーカス・ストローマン(シカゴ・カブス)だった。以前にもルッソ氏の発言に「こんなマヌケの意見を聞き入れるべきじゃない」と怒っていた31歳は、次のように自身のツイッターに嘆きの声を投稿している。

「トラウトとオオタニは、いまの球界で最高の選手のうちのふたりだ。それなのに俺たちは、このダサいピエロにいつまでもメディアでの発言権を与え続けている。年老いた脳みそで、ひどいウンチクを語っているんだ。実におまぬけだぜ。MLBはいつまで、選手を貶め、無意味なことを叫ぶだけのピエロ野郎に居場所を与え続けるんだよ!」

「MLBがこいつ雇い続け、こいつがやりたいことをやれるプラットフォームを与えている事実はマヌケだ」

 辛辣な言葉でもって批判を展開したストローマン。彼のようにルッソ氏の今回の発言を嘆く声は多く、その余波まだまだ広まりそうである。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「このマヌケを見てくれ!」4年前に大谷翔平を批判した米識者をMLB屈指の技巧派が辛辣批判「こんなもんを聞く必要はない」

【関連記事】「オオタニに10億ドルあげろよ!」現役MLB戦士が大谷翔平の異能ぶりを絶賛!「あいつは野球場に現れた神だ」【WBC】

【関連記事】「憧れるのをやめましょう」に込めた想い。大谷翔平が明かした声出しの意味にA-ロッドも感嘆「本当に尊敬する」【WBC】
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号