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侍ジャパン

「嫌悪感を抱く人もいる」大谷翔平からの奪三振を“自慢”した豪苦労人がSNSでの批判に反発「俺はメジャーの投手じゃない」

THE DIGEST編集部

2023.03.26

直接対決で大谷(右)から三振を奪ったヴァンスティーンセル(左)。その想いを打ち明けた彼の下には批判が集まった。(C)Getty Images

直接対決で大谷(右)から三振を奪ったヴァンスティーンセル(左)。その想いを打ち明けた彼の下には批判が集まった。(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場したベテラン投手の投稿が、ひそかな話題を呼んだ。キッカケを生み出したのは、オーストラリア代表のトッド・ヴァンスティーンセル(アデレード・ジャイアンツ)だった。
【動画】「ヤバいことになった」豪投手が自画自賛した大谷翔平からの奪三振シーン

 これまでオランダ、メキシコ、そしてアメリカの独立リーグを渡り歩いてきたヴァンスティーンセル。そんな苦労人にとって、3月12日の1次ラウンド第4戦で迎えた日本代表戦での登板は印象深いものだった。

 チームが序盤から劣勢に立たされていたなかで、5番手としてマウンドに立ったヴァンスティーンセルは、6回に後に大会MVPに輝く大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)と対峙。緊張感のある攻防となったが、最後はフルカウントから148キロの4シームで空振り三振に切って取った。

 いまや「史上最高」と称される大谷から三振を奪う。これが苦労を重ねてきた32歳のベテランにとってどれほど喜ばしいものだったかは想像に難くない。実際、彼は大会終了後に自身のツイッターやTikTokなどに、対戦時の心境をアフレコした動画を投稿。「オーケイ、楽しもうじゃないか」とコミカルかつ正直に対決を振り返ってみせた。
 
 ただ、喜びを共有しようとしたヴァンスティーンセルのもとには、「自慢」と受け取った一部の野球ファンから批判の声が寄せられた。本人曰く「『大したことはない』とか『メジャーリーグの投手はやってる』って言われた」という。

 だが、本人は批判を意に介していない。自らのツイッターを更新したベテラン右腕は、「嫌悪感を抱く人もいるようだが、俺はただ楽しいものにしようとしただけだ」と強調。そして、自らの考えを明かしている。

「まぁ……なんというか俺はメジャーリーグのピッチャーじゃないんだ。今はお昼の12時でアベンジャーズ(ハリウッド映画)を観てる。そして明日は友だちに『近くのサッカー場でキャッチボールをしないか』と聞くつもりだ。そんな俺にとってオオタニからの三振はすごくクールなことなんだよ」

 自らの立場を赤裸々に打ち明け、世界一に輝いた侍ジャパンの主砲から奪った三振の尊さを訴えたヴァンスティーンセル。そんな彼のもとには「この動画は素晴らしいよ」「どのメジャーリーガー同士の対決よりも良い」「もしも自分だったら一生自慢し続けて、孫にも話す」と言ったファンからのポジティブな反響が相次いで寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部

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