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MLB

辛口NY紙が大谷翔平をMVPに推挙! 昨季62発のジャッジを推さなかった理由は?「冒涜的に思えるが評価すべき」

THE DIGEST編集部

2023.03.30

大谷とジャッジ。今季もメジャーリーグを大いに盛り上げるであろう二人の存在は、開幕を目前に熱視線が注がれている。(C)Getty Images

大谷とジャッジ。今季もメジャーリーグを大いに盛り上げるであろう二人の存在は、開幕を目前に熱視線が注がれている。(C)Getty Images

 いよいよ、2023年のメジャーリーグが幕を開ける。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の熱が冷めやらぬなかで迎える今季は、例年以上の注目を集めている。

 そうしたなかで、とりわけ熱視線を注がれているのが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。メジャー5年目の昨季はタイトルこそ逃したものの、史上初となる「投打ダブル規定」を達成。さらに打っては34本塁打、95打点、OPS.875、投げては15勝(9敗)、防御率2.33、WHIP1.01のハイアベレージをマークし、文字通り球史に残る1年を送った。

 このシーズンオフには日本代表のWBC制覇に多大なる貢献をし、“世界一”の称号を手にした。そんな間違いなく自信をつけているであろう偉才には、現地メディアの期待も高まっている。

 開幕が目前に迫り、すでにあらゆる媒体で今季のタイトルレースの行方が予想されているのだが、その大半で日本の至宝のMVP獲得が強調されている。「ジャッジが再び選ばれることはないだろう」と訴えた米紙『New York Post』は、地元のベッティング会社『BetMGM』のオッズをもとに、大谷の2年ぶりの“戴冠”を論じた。
 
「もちろん今季は誰がなってもおかしくはないだけの可能性を秘めている。だが、21年にMVPとなり、昨年も2位となったオオタニは圧倒的な人気を誇っている。昨季にアメリカン・リーグ史上最多の62本塁打を放ってMVPを獲得したジャッジの前に誰かを立てるのは、冒涜的な行為にも思える。

 だが、彼の活躍は歴史的な異常事態の上に築かれたものであり、私たちが二度と見ることができないのはほぼ間違いない。一方でオオタニは最後の最後まで大谷はジャッジに次ぐ1位票を獲得し、シーズン終盤まで正当な候補者であり続けたのは評価すべきであり、今回のオッズに影響していると考える」

 そして、昨季の大谷について「とんでもない存在だった」と続けた同紙は「オオタニが健康であれば、リーグで10本の指に入る打者であり、ナンバーワンクラスの投手でもある。ジャッジや他の選手が彼を脅かすには、ふたたび“歴史的な結果”が必要だろう」と断言している。

構成●THE DIGEST編集部

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