現地５月28日、エンジェルスの大谷翔平は本拠地で行われたマーリンズ戦に「３番・ＤＨ」で先発出場。４打数１安打もエンジェルスは０対２で敗れた。

　カード２連敗、昨日は大谷を先発に立てながらも延長10回の死闘で惜敗と戦いあぐねるエンジェルス。打者としてここまで８打数無安打の大谷の第１打席は、相手の20歳の若手右腕エウリー・ペレスに翻弄され、３ボールから三振を喫する。

　チームも２回に２死一、三塁のチャンスを作りながらも得点ならずと序盤はやはり攻めあぐねた。方で先発したパトリック・サンドバルが２回にソロホームランを被弾し、まずは先制を許してしまう。
  　そして、０対１で４回先頭打者で第２打席を迎えた大谷。またもカウント３－０と慎重に攻めるペレスに対し、今度は真ん中に入ってきた４シームを見事に捉え、ライト前へ時速175キロの強烈な当たりを放ってリベンジ。だが、後続は３者凡退と続かず、大谷の作った好機は無になってしまった。

　６回にはさらに１点を追加されて点差が広がった直後、大谷に第３打席が回ってくる。またもイニングの先頭打者となるも、ここは空振り三振。第４打席は７回、前打者マイク・トラウトが申告敬遠された後の２死一、二塁のチャンスだったが、またも空振り三振に倒れて好機を生かせなかった。

　さらに土壇場の９回裏に、エンジェルスは２死二、三塁とこの試合５度目のチャンスを作り、トラウトへつなぐ。だが、トラウトはセカンドへの小フライに終わってゲームセット。結局エンジェルスは得点機をことごとく生かせず、無得点で３連敗。マーリンズからは史上初のスウィープを食らってしまった。

構成●SLUGGER編集部

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