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10年約1014億円は安い買い物!? 英紙が“大谷翔平フィーバー”を『投資』と独自分析!「ドジャースは莫大な見返り」と指摘!

THE DIGEST編集部

2023.12.11

ドジャース入りが決定した大谷。契約金額はスポーツ史上最大となった。(C)Getty Images

ドジャース入りが決定した大谷。契約金額はスポーツ史上最大となった。(C)Getty Images

 稀代のスーパースターの去就決着は世界的な関心事となっている。

 現地12月9日、フリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がロサンゼルス・ドジャースと契約合意に達したと発表。そのニュースは日米メディアで瞬く間に拡散した。

 破格な金額も、大きな衝撃を与えた。ドジャースが大谷と結んだ10年総額7億ドル(約1014億円)の超大型契約は、マイク・トラウト(エンジェルス)の12年4億2700万ドルを大きく上回るメジャー史上最高額。さらにサッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2017年にFCバルセロナ(スペイン)と結んだ4年5億5500万ユーロ(約860億円)をも超えて、世界のプロスポーツ史上最大額に。名実ともに大谷がトップアスリートになった。

 二刀流戦士の移籍劇には日米以外の海外メディアも熱い視線を注いでいる。英国の一般大衆紙『The Guardian』は日米を沸かせた偉才の移籍発表を受けて、「ドジャースはショウヘイ・オオタニの7億ドルを経費ではなく投資とみている」と興味深い記事を掲載している。
 
 同紙は単刀直入に「ドジャースは日本のスター選手という優秀な二刀流プレーヤーを手に入れた。また、彼らは収入も大幅にアップするだろう」と断言。今季のアメリカン・リーグで2度目のMVP、そして初のホームラン王(44本)に輝いたことに触れながら、「彼はすぐにドジャースで最高の指名打者の称号を与えられるだろう」と予見する。

 さらに、「オオタニと契約することで、チームは大きなビジネス利益も得られる」と断言。グラウンド外にも好影響をもたらすとして、「年平均で計算すれば、ドジャースがオオタニに年俸7000万ドルを支払うのはチケットの売り上げからグッズ、テレビの視聴率に至るまで、あらゆる面で莫大なアップが期待できる。オオタニの国際的スターとしての地位は、間違いなく彼らの理論を裏付けている」と説明する。

 加えて、「オオタニがユニホームを着て試合を重ねるにつれ、ドジャースは莫大な見返りを得るだろう。その見返りは、彼が日本で最も有名なアスリート、いや、野球界で最も有名な人物である日本では、特に大きな利益をもたらすだろう。契約が発表された日曜日には、彼の母国でファンが移籍を伝える新聞の号外をもらうため長蛇の列を作ったほどだ」と補足。史上空前の大谷フィーバーを伝えている。

 海外も巻き込んだ世紀のFA移籍。世界のスポーツ史にその名を刻んだ大谷は、来シーズン11年連続プレーオフに進出している名門で、どんな活躍を見せてくれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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