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MLB

公式球、登板間隔… ドジャース山本由伸の“不安要素”に米メディア言及「偉大な活躍に期待すべきだが警戒心も必要」と指摘

THE DIGEST編集部

2024.02.07

鳴り物入りでドジャースに加入した山本。1年目からMLBの水に馴染めるか。(C) Getty Images

鳴り物入りでドジャースに加入した山本。1年目からMLBの水に馴染めるか。(C) Getty Images

 今季、ロサンゼルス・ドジャースの一員として、メジャーの戦いに臨む山本由伸。NPBでの3年連続の投手タイトル四冠、MVP、沢村賞という実績を引っ提げての米球界入りとあって、過去の日本人ルーキー以上の期待感に包まれ、新シーズンを迎えようとしている。

【画像】12年3億2500万ドルでドジャースに入団した山本由伸のユニホーム姿
 メジャーの投手として史上最高額の12年総額3億2500万ドル(約465億円)という巨額契約も当然、1年目からの活躍を望む球団首脳の思いが込められていることも明らかだ。米国内からは、すでにドジャース投手陣のエース格に位置付ける声も聞こえてきているほどだ。

 しかし、日本人右腕への高い前評判とともに、初めてのMLBの戦いに挑むことへの不安の声も消えることはない。米メディア『FANSIDED』では、現地時間2月5日に山本の特集記事において、「ヤマモトの1年目を心配する明白な理由がある」などと主張し、不安要素を並べている。

 その中で、日米球界での「本質的な違い」として公式球の違いを指摘しており、「日本ではボールが小さく、スピンに有利なグリップが異なるため、必然的にアメリカへ渡った日本人投手のアプローチやメカニクスが変化する」と綴っている。また、「MLBの典型的な5日ローテーション制とは対照的に、日本の投手は週に1度しか先発しない。ドジャース移籍1年目のヤマモトは、少ない休養日で多くの仕事をこなすことになる」と見通している。

 公式球、登板間隔などの違いは過去、メジャーの扉を叩いてきた日本人投手が必ずぶつかってきた壁であり、山本も対応が必要であることは間違いない。しかしその一方で、同メディアは「ドジャースは彼に多大な投資をしている」として、契約内容に含まれているパーソナルトレーナーと理学療法士が付くことなどに触れ、「MLBに適応させる能力に自信を持っているはずだ」とも説いている。

 加えてトピックでは、「ヤマモトが3月にMLBデビューするのを心待ちにしているファンは、もちろん偉大な活躍を期待すべきだが、警戒心も必要だろう」と記している。

 ルーキーながら、新たに同僚となった大谷翔平とともに山本も常に今オフの話題に上る1人であり、開幕後はさらに注目を集めるはずだ。ポテンシャルは米球界でもトップクラスとも評価されているだけに、環境面でどれだけアジャスト出来るかが大物新人の飛躍へのカギとなるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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