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大谷翔平が2試合連続弾も、ドジャースは序盤で失点を重ね9失点…連勝は「4」でストップ

THE DIGEST編集部

2024.04.06

大谷は5回に今季2本目のホームランを放った。(C)Getty Images

大谷は5回に今季2本目のホームランを放った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地4月5日、敵地でのシカゴ・カブス戦に「2番・指名打者」で10試合連続のスタメン出場を果たした。大谷は5打数2安打2打点、5回表には今季2本目のホームランを放ったがチームは7対9で敗れ、連勝は「4」でストップした。

 大谷は第1打席で逆方向に放つ二塁打。このあと2死満塁で、6番のテオスカー・ヘルナンデスが中適時打で2点を奪取。大谷のヒットが先制点を呼び込んだ。

 ところが援護をもらったドジャース先発のボビー・ミラーが大誤算。ホームランと連打を浴びてあっという間に同点に追いつかれると、なおも2死満塁で打席にはもうひとりの侍戦士・鈴木誠也と対峙する。カウント2-2から暴投で勝ち越しを許すと、9球目の速球を鈴木はライトに打ち返すタイムリー二塁打で2点を追加。結局ミラーは2回途中5失点でKOされた。

 大谷の第2打席は一ゴロ。なんとか反撃したいドジャースは4点ビハインドで迎えた5回表、歓喜の瞬間が訪れる。無死一塁から大谷が初球、真ん中低めに入ったチェンジアップを振り抜くと、片手で運んだ打球は鈴木が守るライトへ。高々と舞い上がったボールは右翼ポールのギリギリ内側に入った。追撃の2ランにドジャース・ベンチは拍手喝采。敵地リグリー・フィールドも日本人スターの2試合連発弾に、大盛り上がりだった。

 このあと、4番ウィル・スミスにも適時打が出て、ドジャースが5-6と1点差に詰め寄った。

 しかし、打線の奮起にリリーフ陣が応えられない。6回には鈴木がこの試合3打点目となる犠牲フライなどで、カブスが3点を加点。ドジャースを突き放した。
 
 7回、先頭打者の大谷は強烈な打球を放つも、これは中堅手の正面に。8回2死二塁で迎えた5度目の打席は、フルカウントから6球目のスライダーを叩き再びセンターへ。ホームランかと思われたが、これも中堅手のグラブにボールが収まると、大谷は残念そうな表情を浮かべた。

 2点を追うドジャースは9回に2死二、三塁と一打同点のチャンスが到来。7番ジェームズ・アウトマンが強烈な打球を一塁線に放ったが、ファーストを守るマイケル・ブッシュがダイレクトキャッチする好守でゲームセット。両チーム合わせ21安打が乱れ飛んだ乱打戦をカブスが制し、ドジャースは最後まで粘りを見せたが投手陣が精彩を欠き、5連勝を逃した。

構成●THE DIGEST編集部

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