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プロ野球

【2020の年男:パ・リーグ】最多9人を擁するソフトバンク、新加入のバレンティンや甲斐野央は要注目。岸孝之と増井浩俊の健闘にも期待

藤原彬

2020.01.01

バレンティンは福岡の大観衆をどれだけ湧かせるだろうか。写真:朝日新聞社

バレンティンは福岡の大観衆をどれだけ湧かせるだろうか。写真:朝日新聞社

 年を越えて、新たに迎えた2020年は子年。現役選手では1984年と96年生まれが「年男」だ。円熟味が増す36歳はプレーや役割に変化が見られる頃合いで、アスリートとして脂が乗ってくる24歳の伸びしろはチームにとって大きなプラス要素となる。今年はどのような選手が「年男」となるか、まずはパ・リーグ6球団からチェックしよう。

 最も大きな注目を集めるのは、ヤクルトから日本シリーズ3連覇中のソフトバンクへ移籍したバレンティンだろう。シーズン歴代最多60本塁打の記録保持者が初のパ・リーグでどれだけの打棒を発揮するのか、役者揃いのチームでどのように機能するのか、興味は尽きない。

 実績組では岸孝之(楽天)と増井浩俊(オリックス)の巻き返しに期待がかかる。昨季の岸は故障で長期離脱して3勝5敗に終わったが、楽天が上位を狙うには岸の安定感あるピッチングは必須だろう。そまた、先発・救援ともこなせる牧田和久の加入は、楽天首脳陣の起用に幅を持たせられる意味でも重要だ。
 
 昨季、抑えの座を失った増井と、代わりにクローザーを任されたディクソンも年男。西村文徳監督は今季もまずは、在籍8年目の助っ人にブルペンのしんがりを託すと明言している。状況次第で臨機応変となるかもしれないが、もちろんタイプの異なる2人がともに好調で8、9回にハマるようであれば心強い。

 ロッテへ移籍したハーマンは楽天での3年間で153試合に登板して防御率2.59、76HPの実績があり、新天地でも確実に戦力となりそうだ。救援では石川直也(日本ハム)が直近2年で計24セーブ&43HPとブルペンで存在感を示している。
 
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