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“ルースが建てた家”ヤンキー・スタジアムに乗り込む大谷翔平。ジャッジ、ソトとのライバル対決にも注目<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2024.06.07

左からソト、大谷、ジャッジ。MLBを代表する3人のスラッガーの“競演”にも期待したい。(C)Getty Images

左からソト、大谷、ジャッジ。MLBを代表する3人のスラッガーの“競演”にも期待したい。(C)Getty Images

 6月7日(現地)から、ヤンキー・スタジアムでヤンキース対ドジャースの3連戦が始まる。メジャーリーグを代表する名門同士の対決で、なおかつワールドシリーズの“前哨戦”とも位置付けられるマッチアップとあって、日米で大きな注目を集めそうだ。ここでは特に見逃せない2つのポイントを紹介しよう。

【動画】大谷、ヤンキー・スタジアムで圧巻の打撃を披露!(21年6月)

▼大谷翔平のニューヨーク“凱旋”

 大谷がまた“ルースが建てた家”に戻ってくる。

 これまで大谷は、ヤンキー・スタジアムで何度となく名場面を演出してきた。最も鮮烈な印象を与えたのは2021年6月28日~30日の3連戦だ。

 この年、開幕から二刀流で圧倒的な活躍を続けてきた大谷は初回、フルカウントからマイケル・キングが投じたカーブを痛烈な完璧に捉えて右中間席へ。打球初速117.2マイルは当時のエンジェルス球団記録だった。

 大谷は続く28日の試合でも2打席連発。5回に打球角度18度の弾丸ライナーで29号アーチを放った際には、球場全体がどよめきに包まれ、それまでブーイングを飛ばしていたニューヨークのファンがまるで「参りました」とばかりに拍手を送る場面もあった。

 先発マウンドに上がった30日の試合では0.2回2安打4四球で7失点KOと大炎上する場面もあったが、その振れ幅の大きさも含め、投打にわたって大きな“爪痕”を残したことは間違いない。
 
 昨年4月には、球場開場からちょうど100周年のメモリアル・デーにもホームランを放った大谷。実はルースも記念すべき球場初試合で本塁打を記録しており、二刀流の英雄が100年越しに再び歴史上で交差することとなった。

▼2人のライバルとの“対決”にも期待

 そして今回、ドジャースの一員として初めてヤンキー・スタジアムを訪れる大谷を、2人のライバルが待ち構えている。

 1人目は言うまでもなく、22年に熾烈なMVP争いを繰り広げたアーロン・ジャッジだ。その年、ジャッジはアメリカン・リーグ歴代最多の62ホームランを放ってMVP投票でも大谷に圧勝。昨季は故障に苦しみ、今季も序盤はスロースタートだったが、5月は打率.361、、14塁打、OPS1.397の大爆発で月間MVPを受賞、6月も絶好調で、現在MLB最多の21本塁打と圧倒的な打棒を発揮している。

 もう1人は、今季からヤンキースに加わったフアン・ソトだ。大谷と同じ18年にデビューしたソトは、確実性&パワー&選球眼を兼備した天才スラッガーとして早くから台頭。21年のオールスター・ホームラン・ダービーでは大谷と対決し、2度にわたる延長の末、ソトが勝利している。今季はここまでリーグ1位の打率.319、2位のOPS1.027と絶好調。ジャッジとのスラッガーコンビで相手投手を恐怖に陥れている。

 大谷、ジャッジ、ソト――MLBを代表する3人の“競演”にも期待したい。

構成●SLUGGER編集部

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