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佐々木麟太郎、デビュー戦で驚愕アーチ! MLB公式も大注目「米国でもホームラン数をカウントし始めた」

THE DIGEST編集部

2024.06.12

米国デビュー戦で初本塁打を放った佐々木。(C)AP/AFLO

米国デビュー戦で初本塁打を放った佐々木。(C)AP/AFLO

 米国での初安打が本塁打。高校野球史上最多の通算140本を放ったスラッガーが、大器の片鱗を見せつけた。

【動画】佐々木麟太郎の米国での“デビュー戦アーチ”&適時右前打をチェック!

 現地6月11日、岩手・花巻東高から米名門スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎が、トレントン・サンダーの一員としてMLBドラフトリーグに初出場。米メリーランド州フレデリックのナイメオ・フィールドでフレデリック・キーズと対戦し、米国デビュー戦で衝撃の2ラン本塁打を放った。

 3回に右翼スタンドに本塁打を放ち、6回には適時右前打と米国初戦でハイパフォーマンスを披露した佐々木の活躍には、『MLB.com』も注目した。メラニー・マルティネス=ロペス記者は、「日本の有望株、リンタロウ・ササキが、ドラフトリーグで米国デビュー。日本の高校で140本のアーチを放ったのは有名で、米国でも本塁打数をカウントし始めた」と伝えた。

「19歳の日本出身選手は一塁を守り、5打数2安打、1死球、1本塁打、3打点、2得点の活躍を見せた。トレントンのアドニス・スミス監督は、『エキサイティングだったし、興奮した。魔法のようだった』と語った」

 米国1号を放った佐々木が、ダイヤモンドを1周してベンチに戻ると、チームメイトたちは無視を決め込んだ。「束の間の茶番劇を行なったあと、チームメイトはすぐに佐々木を全員で囲んで祝福した」という。
 
 続けて、「私たちには普通の日だったが、ササキにとっては大きな日だった。彼はスーパースターのショウヘイ・オオタニや、トロント・ブルージェイズのユウセイ・キクチと、名だたる卒業生を輩出した花巻東高校の出身で、その才能は広く知られていた」とも記している。

 試合後、佐々木はファンに囲まれたという。「ファンはササキにサインを求めて列を作り、クラブハウスに戻ったササキを追いかけた者もいた。スタンフォード大での新入生生活が始まる前、ファンはササキの潜在能力をもっと見る機会があるはずだ」と、佐々木はすでにファン注目の選手になっている。

「彼はもっとうまくなりたいと思っているし、野球をよく知っている。シーズンを通して素晴らしい活躍をしてくれるだろう。一緒に仕事ができるのが楽しみだ」と、スミス監督は今後の活躍を期待した。

 米国の新年度は9月のため、佐々木はスタンフォード大で試合に出場することができず、MLBドラフトリーグでプレーしている。

構成●THE DIGEST編集部

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