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DH史上初の快挙へ向けて「再び限界に挑戦」 大谷翔平に米敏腕記者が期待「もし達成できる選手がいるとすれば…それは彼だけだ」

THE DIGEST編集部

2024.06.25

大谷は“フルタイムDH”としてMVPを獲得できるだろうか。(C)Getty Images

大谷は“フルタイムDH”としてMVPを獲得できるだろうか。(C)Getty Images

 現地6月24日、米スポーツ専門メディア『The Athletic』の敏腕記者として知られるケン・ローゼンタール氏は、米ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演し、X(旧ツイッター)上に寄せられたMLBファンの質問に回答。その終盤、「オオタニがDHとしてMVPを獲得するだろうか?」との問いに答え、現時点での私見を述べた。

 打者専念の今季も大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が驚異的なパフォーマンスを披露しているのは、周知の通りだ。ここまで77試合に出場し、打率.318、23本塁打、58打点、OPS1.021というハイアベレージを記録。現在、本塁打王と首位打者のリーグ2冠に輝いており、3度目のMVP受賞に向けても周囲の期待は大きい。

 こうした活躍を踏まえて今回、ローゼンタール氏は、「ムーキー・ベッツの負傷によって、この問い(大谷のMVP論争)は日に日に重要性を増している」と話し始め、 「過去にDH専念でMVPを受賞している選手はいない」と前置き。「過去2度MVPを獲得したとき、彼(大谷)は投手でもあった」とあらためて言及している。
 
 もし“フルタイムDH”としてMVPに選ばれれば、史上初の快挙であり、「投票者にとってもDH専門の打者を選ぶのは、大きな挑戦となるだろう」と指摘。ただ、「オオタニは再び限界を試すことになる」と続ければ、「(DHとして史上初のMVP受賞を)達成できる選手がいるとすれば…それは彼だけだ」と熱い視線を注いでいるようだ。

 現地24日に発表された週間MVPでは、日本人最多記録を更新する通算9度目の受賞を果たした大谷。さらに同日の敵地シカゴ・ホワイトソックス戦では、日本人最長の8試合連続打点をマークするなど、その勢いは止まりそうにない。はたして今後は、どんな活躍が見られるか。MVP争いの行方を含め、彼の動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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