日本人スラッガーの勢いが止まらない。

　現地６月26日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が敵地でのシカゴ・ホワイトソックス戦に「１番・指名打者」で先発出場し、初回に25号先頭打者ホームランを放ち、球団新記録となる10試合連続打点をマークした。

　名門球団の歴史に輝かしい勲章が刻まれた。プレーボール直後、大谷がまたも豪快なアーチをぶち込んだ。第１打席、フルカウントから相手先発エリック・フェディが投じたカットボールを強振すると、打球は右中間席の中段に着弾。打球速度113.9マイル（約183.3キロ）、飛距離437フィート（約133メートル）の豪快弾は自身初となる２試合連続の先頭打者ホームランとなった。
  　ロサンゼルスに拠点を置く米紙『Orange County Register』のドジャース番記者であるビル・プランケット氏は大谷のアーチを見届けると、自身のＸ（旧ツイッター）をすぐさま更新。「ドジャースのショウヘイ・オオタニがまたも、リードオフホームランだ。これで今季25本目、過去10試合で８本目、過去６試合で５本目となる」と綴り、ホームランを連発する背番号17に興奮を抑えられなかった。

　また、同氏によると試合前時点でシーズン９試合連続の打点は1955年のロイ・キャンパネラ以来、球団では69年ぶり。打点が正式記録となった1920年以降で、ロサンゼルス移転後での10試合連続打点はドジャース史上初の記録になったと付け加えた。

　メキシコの野球ジャーナリストであるミゲル・ルーゴ氏もXを更新し、「今日もまた、ショウヘイ・オオタニがホームランを打った。この男には驚かされっぱなしだ」と感嘆を漏らしている。　

　10戦８発の驚異的ペースでホームランを刻み続ける大谷。この一発でマーセル・オズーナ（アトランタ・ブレーブス）に４本差をつけるリーグトップの25本目となった。

構成●THE DIGEST編集部

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