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MLB

「158キロを記録した」メッツ千賀滉大、球宴明け復帰へ視界良好と現地報道 球団首脳が示した合流後のローテ戦略とは?

THE DIGEST編集部

2024.07.12

復帰へ向けて順調な調整を続ける千賀。球宴明けの復帰が待ち遠しい。(C) Getty Images

復帰へ向けて順調な調整を続ける千賀。球宴明けの復帰が待ち遠しい。(C) Getty Images

 ニューヨーク・メッツの千賀滉大が現地時間7月9日、マイナーのゲームに登板し、これが右肩痛の調整を始めて以降、2度目の実戦マウンドとなった。今回の3Aでのピッチングも上々の内容であり、公式戦での登板へ向け確実に前進しているなど、千賀の現状を米国メディアが報じている。その中では、日本人右腕の復帰を見据え、具体的な起用法について語ったメッツ首脳陣のコメントも紹介されている。

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 米スポーツサイト『FANNATION』では、9日の千賀の登板の内容として、「31歳の彼は火曜日の夜に2度目のリハビリ登板を終え、3Aのシラキュースで52球を投げて2回2/3イニングを無失点に抑えた」と振り返った。さらに、「レーダーガンで時速98マイル(約158㎞)を記録しており、これは、2023年以来初めて先週実戦に復帰したばかりである、メッツの重要な投手にとって有望な兆候だ」などと印象を綴っている。

 その上で、「ニューヨーク・メッツはまもなく今シーズン初めてエースが復帰することになり、これは先発ローテーション戦略が変わる可能性が高いことを意味する」と千賀が加わる先発陣について言及。メッツのデビッド・スターンズ編成本部長が、オールスターブレイク後の先発陣について、「センガが復帰すれば、我々は6人ローテーションが基本になると思う」とプランを語っていたという。

 同メディアは、今月に入りマイナーで2度登板し、コンディションも上々である千賀の今後の見通しとして、「月曜日にオールスター休暇が始まるので、センガはその後すぐにメジャーリーグに復帰する可能性がある」と指摘。また、「何らかの形でもう一度リハビリ登板することになりそうだ」と見解を示しつつ、「センガがあと何回リハビリの先発を必要とするかについてはまだ具体的なスケジュールは決まっていないようだ」と伝えている。

 そして、「チームはこの1年、彼の復帰を待ち望んでいたが、今それが実現に近づいている」と綴られ、記事は結ばれている。

 数か月にわたった調整明けとは言え、昨季12勝を挙げた千賀がシーズンの戦いに加わることは、メッツ投手陣にとって好材料であることは間違いない。現在、勝率5割以上をマークし、ワイルドカード争いでも好位置につけるチームは、いよいよ後半戦での躍進に向け役者が揃いつつあるようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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