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故障者続出のドジャース先発陣、終盤戦に向けて明るい兆しも…指揮官はメジャー昇格即先発の右腕を絶賛「期待以上のことをしてくれた」

THE DIGEST編集部

2024.09.08

9月6日のガーディアンズ戦で好投を見せたナック。(C)Getty Images

9月6日のガーディアンズ戦で好投を見せたナック。(C)Getty Images

 今シーズン序盤から先発投手陣の故障者に悩まされているロサンゼルス・ドジャース。現地時間9月6日には11勝をマークしているギャビン・ストーンが右肩の炎症で負傷者リスト(IL)入りが発表されるなど、台所事情は厳しいままだ。

 だがその中で、9月を迎え少しずつポジティブな話題も聞こえてきている。右肩腱板損傷で離脱していた山本由伸が現地時間9月10日のシカゴ・カブス戦で復帰すると、デーブ・ロバーツ監督が明言した。

 加えて、先月より右肘の腱炎のため調整中だったタイラー・グラスノーについても、ポジティブなニュースが伝えられている。米メディア『ClutchPoints』は、今月に入りグラスノーがブルペンでの投球を行なったとして、「重要な進展をみせた」と報じた。さらに同メディアは、「グラスノーは、レギュラーシーズン終了前に復帰できると自信を示しており、9月上旬にこの重要な段階をクリアしたことで、その目標が現実的なものとなった」と綴っている。

 また現在、公式戦のマウンドに登っている投手の中で、今後の活躍に期待が寄せられている選手もいる。9月6日、クリーブランド・ガーディアンズ戦で先発したランドン・ナックだ。ナックはストーンのIL入りを受けてメジャー昇格を果たし、この日のガーディアンズ戦で先発。試合は1対3で敗れたものの、ナックは6回を投げ被安打3、奪三振8、失点2と上々の内容で役割を果たした。
 
 スポーツサイト『Sports Illustrated』も、およそ3週間ぶりとなったメジャーでの登板でクオリティースタートを達成した右腕のパフォーマンスを称えており、「ナックがメジャーリーグで6イニングを投げたのは、今回が2度目だった。チームは敗れたが、ナックは再びチームにとって重要な戦力であることを証明した」と評している。

 同メディアは、「ナックの加入は、先発投手陣が負傷で壊滅状態にあるドジャースにとって極めて重要だ」と強調。さらに、ロバーツ監督が試合後、「ランドンは今夜のスターだ」「彼は我々が期待していた以上のことをしてくれた」とナックのパフォーマンスを絶賛していたことも紹介している。

 山本、ナック両投手の継続しての先発登板が可能となり、そしてグラスノーにも復帰の目途が立てば、プレーオフに向けてローテーションは厚みを増す。離脱者が相次ぐドジャース先発陣、残り試合を戦いながらどれだけ整備していけるか、注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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