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1選手の加入で“7000万円→9億3000万円”に...大谷翔平の経済効果はロスだけでなく全米に波及、一方でエンジェルスの全米での人気は急落...

THE DIGEST編集部

2024.09.10

ドジャースに大きな経済効果を生んでいる大谷。(C) Getty Images

ドジャースに大きな経済効果を生んでいる大谷。(C) Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地9月8日の本拠地クリーブランド・ガーディアンズ戦でソロホームランを放ち、1シーズンでの本塁打数・盗塁数の史上最多記録を「46-46」に伸ばした。ドジャースで歴史的なデビューイヤーを送る大谷の影響力はスポーツの枠を超えてチームに利益をもたらしている。

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 米スポーツメディア『CLUTCH POINT』によると、ドジャー・スタジアムの外野壁に貼られた広告は昨季の50万ドル(約7150万円)から650万ドル(約9億3000万円)と13倍にアップ。エンジェルス時代から広告を出してきた「いなばペットフード」や「興和」「大創産業」など10社以上の日系企業が本拠地に広告を掲出している。

 大谷の影響力はもはやロサンゼルスだけにとどまらない。実際にドジャースは昨季161試合で平均39,878人を動員しており、ホーム81試合に絞ると30球団で断トツの平均47,371人だったが、ロードでは32,291人で3位の数値。しかし今季はホームはもちろん、ロードで平均36,325人と数字を大きく伸ばし1位の動員数となった。一方で大谷が離脱したエンジェルスは昨季ロードで平均31,402人(MLB5位)を動員していたが、今季は25,377人と大幅に減少しMLB最下位に沈んだ。

 また、MLB公式サイトによると、今季最初のサタデーベースボールのロサンゼルス・ドジャース対セントルイス・カーディナルスは昨季の同試合より17%も視聴者が増加。元々リーグ有数の人気球団であるドジャースに加入したとあって“大谷効果”はファンが思う以上にチームに利益をもたらしているのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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