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大谷翔平が5試合連続安打!9回に二盗を決めて4戦連続53盗塁で「52-53」に伸ばす!ドジャースは敗れ、地区優勝マジックも消滅…

THE DIGEST編集部

2024.09.22

大谷は5試合連続安打を放ち、9回には53盗塁目を決めた。(C) Getty Images

大谷は5試合連続安打を放ち、9回には53盗塁目を決めた。(C) Getty Images

 現地9月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は本拠地でのコロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。3打数1安打で連続試合安打を5に伸ばし、9回には二盗を決めて「52本塁打-53盗塁」とし、イチロー(シアトル・マリナーズ)が持つ日本選手最多盗塁記録「56」まで残り3つに迫った。

 前日は豪快な52号アーチに加え、1盗塁を決めて「52-52」に伸ばした大谷。この試合を含め、さらなる記録更新はなるのか。大きな注目が集まった。

 大谷は初回の第1打席は三ゴロに倒れ、3点ビハインドで迎えた3回裏の第2打席は四球で出塁。続くムーキー・ベッツが初球を叩き、左中間に運ぶ18号2ランでドジャースが1点差に迫る。

 4回裏にドジャースは2死からハンター・フェドゥキアが右適時打で、ついに3対3の同点。なおも一、三塁と勝ち越しの場面で大谷に打席が回る。球場が大きく盛り上がるなか、大谷はカウント2-2から低めにズバっと来たシンカーに手が出ず見逃し三振に倒れた。このあと5回にロッキーズに1点を奪われ、3対4と再び追いかける展開となる。

 6回1死一塁で、大谷の第4打席は左腕のルイス・ペラルタと対峙。だが、いきなり初球がすっぽ抜けて死球を受けた。右の肘当てに守られて事なきを得たが、大谷は憮然とした表情を浮かべて一塁へ。相手左腕に対し、ドジャー・スタジアムは大ブーイングを浴びせた。1死一、二塁の好機だったが、ベッツが二併殺に打ち取られ、無得点に終わった。
 
 9回表にドジャースはダニエル・ハドソンが痛恨の一発を浴び3点差とされる。苦しい状況のなかその裏、大谷が5度目の打席に立つ。ここまでノーヒットだったが、この回から登板したセス・ハルボーセンの初球を振り抜き中前打。2番ベッツは右飛に倒れ、続くフレディ・フリーマンの初球に大谷は好スタート。二盗を決め、これで4試合連続盗塁をマークし、今季53盗塁に積み重ねた。

 このあと2死満塁と一発が出ればサヨナラのチャンスだったが、マックス・マンシーが空振り三振に倒れ、ゲームセット。3対6で敗れたドジャースは、あと一打が出なかった。

 残りは7試合。首位を争う2位のサンディエゴ・パドレスが勝ったため、ゲーム差は3に縮まり、ドジャースの地区優勝マジックが再び消滅する事態になった。西地区の優勝争いを含め、大谷は打って、走る。

構成●THE DIGEST編集部

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