現地10月5日、ロサンゼルス・ドジャースがプレーオフ初戦となる地区シリーズ、サンディエゴ・パドレス戦を迎える。ナ・リーグ西地区を制したドジャースは12年連続でポストシーズンに進出。しかしワールドシリーズ優勝は、パンデミックの影響で短縮シーズンとなった2020年の1度だけ。直近2シーズンは地区シリーズであっさり姿を消すなど、いい結果を残せていない。
【画像】大谷翔平が史上初「50本塁打-50盗塁」の偉業達成!歴史的な1日を厳選ショットでプレーバック!
カルフォルニア地元紙『Orange County Register』のスポーツコラムニスト、ジム・アレクサンダー氏は10月4日の記事で、「近年のポストシーズンの失敗は、パドレスとの地区シリーズへの雰囲気に重くのしかかるかもしれない」と記載。ドジャースは22年の地区シリーズでパドレスに1勝3敗で敗れており、「ファンは2年前のリベンジを期待していると同時に、不安を抱えている」と地区王者でも安泰ではない状況を説明した。
ただ、直近2年と異なる部分が今シーズンのドジャースにある。大谷翔平だ。ドジャース1年目でMLB史上初の「50(本塁打)ー50(盗塁)」を成し遂げ、打率(.310)はリーグ2位、本塁打(54本)と打点(130)はそれぞれリーグトップと、歴史的な成績を残している。アレクサンダー氏は、大谷の存在を「ファンが不安になっているのは理解できる。そして今年はオオタニが解毒剤を提供してくれるはずだ」と表現し、今年は過去2年とは違うと強調した。
また、同紙のビル・プランケット氏も4日の記事でプレーオフをプレビュー。「打舞台での“ビッグショウ”。はたしてオオタニは初のポストシーズンでどんな活躍を見せるのか」と題した記事を出した。
「もうすぐ3度目のMVPに輝くオオタニにとって、未知数なのがポストシーズンでのパフォーマンスだ。ロサンゼルス・エンジェルスでの6年で1度もプレーオフに進めなかったオオタニは、ようやくポストシーズンの大舞台で実力を証明する最初のチャンスを得た」
大谷はレギュラーシーズン最終月の9月に絶好調だった。全26試合に出場して打率.393、10本塁打、32打点、16盗塁を記録。本塁打、打点、長打、OPS、塁打数、得点、盗塁数がリーグトップで、現地19日のマイアミ・マーリンズ戦では6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁をマークしてMLB史上初の「50ー50」を達成と、獅子奮迅の大活躍を披露している。
大谷の9月について、デーブ・ロバーツ監督は「これは予告編だ」と語った。
「9月の試合にはプレーオフが懸かっている。そういう時、選手がどう反応するのか分からない。熱くなりすぎたり、不安になりすぎたりとね。しかし、ショウヘイはそうした感情のバランスを完璧に保ち、素晴らしいパフォーマンスを見せた」と振り返り、「この活躍はポストシーズンでも見られると思っている」と、パワーとスピードを備えた不動の1番に指揮官は期待した。
はたして大谷は、間もなく始まる“本編”のプレーオフでどのような活躍を見せてくれるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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ただ、直近2年と異なる部分が今シーズンのドジャースにある。大谷翔平だ。ドジャース1年目でMLB史上初の「50(本塁打)ー50(盗塁)」を成し遂げ、打率(.310)はリーグ2位、本塁打(54本)と打点(130)はそれぞれリーグトップと、歴史的な成績を残している。アレクサンダー氏は、大谷の存在を「ファンが不安になっているのは理解できる。そして今年はオオタニが解毒剤を提供してくれるはずだ」と表現し、今年は過去2年とは違うと強調した。
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大谷の9月について、デーブ・ロバーツ監督は「これは予告編だ」と語った。
「9月の試合にはプレーオフが懸かっている。そういう時、選手がどう反応するのか分からない。熱くなりすぎたり、不安になりすぎたりとね。しかし、ショウヘイはそうした感情のバランスを完璧に保ち、素晴らしいパフォーマンスを見せた」と振り返り、「この活躍はポストシーズンでも見られると思っている」と、パワーとスピードを備えた不動の1番に指揮官は期待した。
はたして大谷は、間もなく始まる“本編”のプレーオフでどのような活躍を見せてくれるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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