ロサンゼルス・ドジャースは現地10月９日、地区シリーズの第４戦でサンディエゴ・パドレスと対戦し、８－０と大勝。対戦成績を２勝２敗とタイに戻した。

　１番・DHで先発した大谷翔平は、３打数１安打１打点２四球を記録。１点をリードして迎えた２回表の第２打席では、２死一、三塁のチャンスでレフト前へタイムリーヒットを放つなど、チームの勝利に貢献した。

　また好走塁を見せた場面では、思わぬ不運も。５－０での４回１死から四球で出塁すると、続くムーキー・ベッツのセンターフライでタッチアップし、二塁へ進む。

　さらにテオスカー・ヘルナンデスが放った当たりは、三塁手マニー・マチャドのグラブを弾いて三塁線を抜けるかと思われたが、三塁塁審の手に当たって足もとに落下。即座に拾ったマチャドが本塁へ送球し、大谷はタッチアウトとなってしまった。
【動画】三塁線を抜け...ない！ ボールが塁審の手に直撃し、大谷翔平はタッチアウトに 　米メディア『sports illustrated』は「これは奇妙だった」として、一連のプレーを次のように振り返った。

「リッパーガー（三塁塁審）は、なんというプレーをしたのだろうか！ 真面目に考えると、これは審判が悪いタイミングで、悪い場所にいたということだ」

　またベンチで映像を確認し、怒りを露わにした大谷については「リッパーガーに対し、ドジャースのダグアウトでオオタニが明らかに怒っていた」と注目している。

　それでも打線が止まらなかったドジャースは、７回にトミー・エドマンの犠牲バント、ウィル・スミスの２ランホームランで３点を追加して８発快勝。まさかの珍事も最終結果に影響はなく、一番安堵したのは三塁塁審かもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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