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MLB

「おそらくバンカート修復術」大谷翔平の左肩手術、米医師が見解「一般的に4~6か月で回復する。春には打撃も投球もできると思う」

THE DIGEST編集部

2024.11.06

ワールドシリーズ第2戦で左肩を負傷した大谷は、11月5日にロサンゼルスで手術をした。(C)Getty Images

ワールドシリーズ第2戦で左肩を負傷した大谷は、11月5日にロサンゼルスで手術をした。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地11月5日、大谷翔平が亜脱臼した左肩の手術が成功したと発表した。

「ショウヘイ・オオタニは、ロサンゼルスでニール・エラトロッシュ医師による関節鏡手術を受けて、10月26日の左肩脱臼による肩関節唇断裂を修復した。手術は無事成功した。スプリングトレーニングには間に合う見込みだ」

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、大谷の手術成功の話題とあわせて、左肩の回復期間に関する記事を出した。同メディアはテネシー州ヘンダーソンビルの著名な整形外科医ロブ・ランズバーグ医師に取材し、手術した左肩がどのくらいの期間で完治するのか話を聞いた。

 ランズバーグ医師は「どのようなタイプの関節唇修復術を受けたのか、正確にはわからない。おそらく肩関節脱臼の際に行なわれるバンカート修復術だと思うが、関節唇の修復がもっと広範囲に及んだ可能性もあり、そうなると回復期間は変わってくる」と語った。

 バンカート修復術とは、再発性肩関節脱臼に対処する外科手術で、損傷した靭帯を肩関節の適切な位置に再接続して正常な機能を回復するというものだ。

【動画】MLB公式が配信した大谷翔平のキャリア初“ポストシーズン・ハイライト”
 ランズバーグ医師は、もし大谷がバンカート修復術を行なった場合、「通常なら6週間、三角巾で固定する。その後に可動域を回復させて、最終的に筋力強化を行なう。ただ、患部の状況次第で、違ったアプローチをとることもある」と説明。

 さらに、「早期に可動域の回復に取り組み始め、4~6週間ほどで完全な可動域を取り戻すよう努めるだろう。一般的には4~6か月で完全回復するが、患部の状況、断裂の種類、修復方法によっては、完全回復まで9~12か月ほどかかる人もいる」と語った。

 それでもランズバーグ医師はドジャースの発表どおり、大谷は2025年2月から始まるスプリングトレーニングに間に合うと見ている。「来年の2月まで4か月。正直、かなり早いタイミングだと思ったが、それでも春にはバッティングも投球もできると思う」。

 ワールドシリーズ後に大谷は投手登板について、25年シーズンの開幕に合わせていると発言。23年9月の右肘手術から約1年半後の25年3月に、二刀流の完全復活が期待されている。25年2月に始まるスプリングトレーニングで、はたして大谷の右肘と手術したばかりの左肩はどのような状態になっているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】大谷翔平の左肩手術「無事に成功」、ド軍の一報に現地ファンひと安心「素晴らしいニュース」「元気な姿を早く見たい」「ワールドシリーズでの貢献に感謝」
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