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侍ジャパン

3位はアメリカが確保。ベネズエラとの激闘を連日で制し、スーパーラウンド有終の美。侍ジャパンは台湾と頂上決戦【プレミア12】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.11.24

米国がベネズエラを下し、大会を3位で終えた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

米国がベネズエラを下し、大会を3位で終えた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 11月24日、野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は東京ドームで3位決定戦がデーゲームで行なわれ、前日と同一カードとなったベネズエラ対アメリカは8安打6得点を挙げたアメリカが強打のベネズエラ打線を5安打に抑え3位に輝いた。日本は大会史上初の連覇をかけ、このあと午後7時から台湾と再戦する。

 前日はベネズエラが3点ビハインドの8回に起死回生の同点3ランを放つも、直後の9回にアメリカが決勝ソロでお返し。6対5で競り勝った。

 再び顔を合わせた両チームの試合は3回にまず、アメリカが先取する。ベネズエラの先発M・サンチェスが制球に苦しみ、3つの四球を出して1死満塁にすると、アメリカの3番ウィリアムスがきっちり中犠飛を放ち先制点を奪う。ベネズエラはM・サンチェスを諦め、2番手にO.モスクエダを送るが先頭バッターに四球を与えて再び満塁に広がると、次打者の内角に投じた初球ストレートが押し出し死球となり2点目を献上するも、後続を遊ゴロに打ち取り、なんとか最少失点にとどめた。

 6回にも2点を加えて4対0としたアメリカは8回に2死一塁から2つの四球で満塁のチャンスをつくると、先制打点を挙げたウィリアムスがタイムリー二塁打で2点をダメ押し。その裏にベネズエラに1点を与えたがリードを最後まで守り切り、連日でベネズエラを撃破して銅メダルを獲得。スーパーラウンド2連敗スタートからの2連勝で締めくくり、アメリカが野球発祥国の意地をみせつけて大会を終えた。

 試合後、両軍の選手全員がスタンドの観客に挨拶をすると、労いの温かい拍手が球場を包んだ。
 
▽プレミア12 スーパーラウンドの日程
■11/21(木)
・ベネズエラ2-0台湾 
・日本9-1アメリカ 

■11/22(金)
・台湾8-2アメリカ 
・日本9-6ベネズエラ

■11/23(土)
・ベネズエラ5-6アメリカ
・日本9-6台湾

■11/24(日)
・3位決定戦 アメリカ6-1ベネズエラ
・決勝 日本vs台湾(19:00)

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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