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プロ野球

元中日左腕・福島章太を獲得!ヘッド&投手コーチも元NPBで「最高の4年目を迎える準備は整った」ショウワコーポレーション亀澤恭平監督の野望

萩原孝弘

2024.11.28

ショウワコーポレーションへの来季加入が決まった福島。最速150キロのストレートとキレのあるスライダーが武器だ。写真:萩原孝弘

ショウワコーポレーションへの来季加入が決まった福島。最速150キロのストレートとキレのあるスライダーが武器だ。写真:萩原孝弘

☆ジャンプとはいかなかった3年目

「クラブ選手権初出場からクラブ選手権日本一。そして今年戦力を常に強化して挑んだ3年目でしたが、2年連続日本選手権出場の夢は遠かったですね」

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 岡山県美作市に籍を置くクラブチーム、ショウワコーポレーションを率いる亀澤恭平監督は、3年目のシーズンを終え、忸怩たる思いを吐露した。

 学生時代は無名ながら人並み外れた努力と俊足巧打で頭角を現わし、421試合もNPBのグラウンドで躍動。その稀有な経験をベースに「都市対抗出場、クラブ選手権優勝、プロ輩出」を掲げ指導者の道へ進み、初年度は「とりあえず野球をやりたいだけの連中の集まり」だったチームを“ゼロベース"で指導。

 すると全日本クラブ野球選手権大会の地区予選を勝ち抜き、中四国地区代表として堂々と晴れ舞台まで進んだ。初めて立ったステージでは、残念ながら1回戦で敗退したが、新人監督の1年目で、21大会ぶりとなる快挙を達成した手腕は、アマチュア球界にその名を轟かせた。

 2023年シーズンは「選手ファースト」での指導にシフトチェンジ。都市対抗予選では決勝まで進んだが、シティライト岡山相手に敗退し、第一の目標達成はここで断たれた。

 しかし目標を切り替えて挑んだ全日本クラブ選手権の中国・四国予選を勝ち抜き、2年連続の全国の舞台へ駒を進めることが決定。2年目となった指揮官のタクトは冴え渡り、見事優勝と結果を残し、社会人野球日本選手権へと駒を進めた。本選では1回戦敗退と快進撃はここで止まってしまったが、着実に“亀澤ショウワコーポレーション”の名前は野球界に広まっていった。

 ホップ・ステップを果たし、大きくジャンプするための3年目。クラブチームとしては異例の元東北楽天のNPB戦士、髙田萌生、引地秀一、福森耀真と3人を獲得し、満を持して勝負を挑んだ。しかし全国の舞台に辿り着くことは出来ず、過去2年よりも成績を落としたことに「敗因は監督にありました。状態を最高潮のところに合わせてあげられなかったので、それはフロント側の責任です。勝つことだけにフォーカスした3年目だったのですが…」と唇を噛んだ。
 
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