2023年のオリックス日本一に中継ぎとして貢献した阿部翔太だが、今シーズンは下半身のコンディション不良に悩まされて17試合の登板にとどまり、1敗4ホールド、防御率は1.84だった。
【写真】球場を盛り上げるオリックス・バファローズ球団公式ダンス&ヴォーカルユニット 「BsGravity」を特集!
プロ2年目の22年に44試合に登板して1勝22ホールド、防御率0.61とブレイクした阿部は、昨年も49試合に登板、3勝5敗21ホールド、防御率2.70を記録した。50試合登板が期待された今季は、投球内容こそ悪くなかったが、過去2年間の酷使により身体が悲鳴を上げていたようだ。「今シーズンは本当に何もできなかったっていうのは正直なところですね」と語る阿部に話を聞いてみた。
「7月頭に怪我した時点では、今年もう無理っていうぐらいの重度というか。度合いで言ったら、ちょっと厳しいかもぐらいの感じだったんで。何とか間に合わせたいと思ってやったんですけど、状態はすぐに上がってこなかった。投げたいというよりは、怪我した段階とかでは全然、チーム自体も上を狙えるというのもありましたし。前半戦も一応投げてはいましたけど、なかなかチームに貢献できてなかった部分があったんで、早く復帰できればなとは思ってました」
思うように状態が上がってこない中、復帰を目指して必死に治療と向き合ってきたという。 コンディション不良の理由についてはこう語った。「キャンプぐらいからそんなに思うようにいい状態じゃない。シーズンに入った時もどっかしらかに不安を抱えた状態で入ってしまってたので、疲れというよりはどうですかね、いい状態に持っていけなかったのかなってと思います」
来シーズンはその悔しさを晴らさなければならない。来シーズンの目標はズバリ「開幕一軍」だ。
「競争して、状態のいいピッチャーが上で投げる。もちろん僕も開幕が勝負だと。キャンプから自分が思う身体に持っていくというか。今、僕の中ではそれが一番かなと思う。チームとしても僕自身としても苦い思いをしているので、来年活躍できれば『いい経験やったな』言えると思う。そうしないといけないと思ってます」
中継ぎ陣も層が厚くなっているだけに、来年のキャンプは競争激化が確実。一軍の舞台に立つために、阿部は虎視眈々と準備を進めていく。
文●THE DIGEST取材班
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プロ2年目の22年に44試合に登板して1勝22ホールド、防御率0.61とブレイクした阿部は、昨年も49試合に登板、3勝5敗21ホールド、防御率2.70を記録した。50試合登板が期待された今季は、投球内容こそ悪くなかったが、過去2年間の酷使により身体が悲鳴を上げていたようだ。「今シーズンは本当に何もできなかったっていうのは正直なところですね」と語る阿部に話を聞いてみた。
「7月頭に怪我した時点では、今年もう無理っていうぐらいの重度というか。度合いで言ったら、ちょっと厳しいかもぐらいの感じだったんで。何とか間に合わせたいと思ってやったんですけど、状態はすぐに上がってこなかった。投げたいというよりは、怪我した段階とかでは全然、チーム自体も上を狙えるというのもありましたし。前半戦も一応投げてはいましたけど、なかなかチームに貢献できてなかった部分があったんで、早く復帰できればなとは思ってました」
思うように状態が上がってこない中、復帰を目指して必死に治療と向き合ってきたという。 コンディション不良の理由についてはこう語った。「キャンプぐらいからそんなに思うようにいい状態じゃない。シーズンに入った時もどっかしらかに不安を抱えた状態で入ってしまってたので、疲れというよりはどうですかね、いい状態に持っていけなかったのかなってと思います」
来シーズンはその悔しさを晴らさなければならない。来シーズンの目標はズバリ「開幕一軍」だ。
「競争して、状態のいいピッチャーが上で投げる。もちろん僕も開幕が勝負だと。キャンプから自分が思う身体に持っていくというか。今、僕の中ではそれが一番かなと思う。チームとしても僕自身としても苦い思いをしているので、来年活躍できれば『いい経験やったな』言えると思う。そうしないといけないと思ってます」
中継ぎ陣も層が厚くなっているだけに、来年のキャンプは競争激化が確実。一軍の舞台に立つために、阿部は虎視眈々と準備を進めていく。
文●THE DIGEST取材班
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