ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、ネズ・バレロ代理人、ドジャースのスタン・カステン社長兼CEO、ドジャース副社長兼マーケティング最高責任者のロン・ローゼン氏とともに、米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者による独占取材を受けた。
昨オフにドジャースは、大谷と10年7億ドルの契約を交わした後、山本由伸(12年総額3億2500万ドル=約471億円)、タイラー・グラスノー(5年1億3500万ドル=約198億円)、テオスカー・ヘルナンデス(1年2350万ドル=約35億円)らと契約。シーズン中のトレードでジャック・フラハティやトミー・エドマンらと契約するなど戦力を整え、最終的にワールドシリーズを制している。大型補強を敢行できたのも、大谷が7億ドルのうち6億8000万ドルを後払い契約としたためだ。
大谷は24年のドジャースを振り返って、「間違いなく、やりがいがありました。マーク(ウォルター筆頭オーナー)、アンドリュー(フリードマン編成総責任者)、共同オーナーたちはみんな、フィールドに最高のチームを送り出すことを約束しました。そしてワールドシリーズで優勝することができた。その意味で、互いに約束を守ることができました」と語っている。
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さらに大谷は、「ドジャースが現在フィールド(ドジャー・スタジアム)を改修していて、他の選手と契約するために多くの資金を投入していることを知っています」と語り、ドジャースが25年シーズンの連覇にまい進していることを前向きにとらえている。
大谷がドジャースと結んだ契約に、キーマン条項を入れたのはそのためだ。ウォルター筆頭オーナーがグループから離脱したり、フリードマン編成総責任者が退団した場合、大谷はドジャースとの契約を破棄することができる。大谷の契約に組み込まれている唯一のオプトアウト条項だ。
大谷とドジャースは、25年シーズンもワールドシリーズ優勝を狙っている。
構成●THE DIGEST編集部
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