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MLB

阪神・青柳晃洋のメジャー入りの可能性は? 米メディアは「マイナーでのプレー」を示唆する低評価も山本由伸、今永昇太らの活躍が追い風に

THE DIGEST編集部

2024.12.10

ポスティングを利用して夢のメジャー入りを目指す阪神の青柳。写真:滝川敏之

ポスティングを利用して夢のメジャー入りを目指す阪神の青柳。写真:滝川敏之

 虎のサイド右腕は海を渡ることができるだろうか。

 今オフ、阪神からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す青柳晃洋について、米メディア『FanNation』は阪神側が12月4日にポスティングシステムによる移籍交渉の手続きをMLB機構に申請し受理されたことを受け、同投手に関する特集記事を掲載。移籍の可能性を占った。

 憧れの舞台へ、朗報を待つしかない。青柳は2022年に最多勝(13勝)、最優秀防御率(2.05)、最高勝率(.765)をマークして投手三冠に輝いた。昨シーズンは防御率4点台と低迷したが、日本シリーズ第7戦に先発登板し無失点の好投を見せ、チームの38年ぶり日本一に貢献した。今シーズンは開幕投手を務めたものの、わずか2勝。不本意な成績に終わったが、11月5日にポスティング制度によるメジャー挑戦を表明し、球団から容認された。
 
 記事ではまず、「コウヨウ・アオヤギは過去9シーズン、NPBで阪神タイガースの投手陣の主軸を担ってきた。この右腕は今、その独特なピッチングをMLBで披露しようとしている」と紹介。アンダースロー気味の投球フォームが特徴的なピッチャーだと補足した。

 ただし、「日本では先発投手だったが、アメリカではリリーフとして起用するチームもある」と記しており、先発よりも中継ぎでの需要が見込まれると示唆。さらに、「2024年にアオヤギは2勝3敗、防御率3.69、WHIP1.426、9イニングあたり5.2奪三振という低調な成績だった。これは8勝6敗、防御率4.57、WHIP1.395、9イニングあたりの奪三振5.7という記録だった2023年とほぼ同じである」と辛口な評価を下しており、「30代であるにもかかわらず、メジャーリーグでプレーする前にまずはマイナーリーグでプレーする必要があるかもしれない」と、MLB入りに向けて厳しい見解を綴る。

 シビアな意見を連ねているが、逆に明るい材料もある。同メディアは今季の日本人メジャー投手の大活躍が右腕にとって追い風になるかもしれないと予測している。
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