“投手”大谷翔平の復帰に時間がかかるかもしれない。現地12月9日、テキサス州ダラスで開催されているウインターミーティングで、ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が取材に応じ、大谷の状況について語った。
ロバーツ監督は、2025年3月18~19日に東京ドームで行なわれるドジャース対カブスの開幕シリーズで大谷が登板する可能性は低いと明かした。
「3月にカウントダウンをスタートし、10月までそれを継続できるとは思えない。シーズン途中で休養や一時休止が必要になる。だから東京で投げる可能性は低いと思う。おそらく多くのファンはがっかりするだろう。私たちはショウヘイのために最善を尽くす。現状、(投手ではなく、打者として)プレーすることを期待している」
続けてロバーツ監督は大谷について、「(ワールドシリーズ後に手術した)左肩のリハビリを続け、それを強く保ち、維持し、体全体の調子を整える必要がある。それから投球練習とともに打者ミーティングにも参加して準備し、DHとして打席に立つために体力をつけることが必要だ」と語った。
「そうしたハードワークをやり遂げられる選手がいるとしたら、それはショウヘイだ。左肩が投球に大きな影響を与えるとは思わないし、投球イニング数と(23年9月に手術した)右肘の状態が(投手としてプレーできる)最も大きな要因になるだろう」
【動画】“投手”大谷翔平がエンジェルス時代に見せた驚愕の13奪三振!
開幕シリーズ時点で“投手”大谷を見ることはできないようだ。ただ、ドジャースは今オフに投手陣を補強。サンフランシスコ・ジャイアンツからFAとなったブレイク・スネルと5年1億8200万ドル(約273億円)で契約し、さらにコービン・バーンズ(前ボルティモア・オリオールズ)、マックス・フリード(前アトランタ・ブレーブス)、佐々木朗希といった補強が噂されている。
それでも、米メディア『FanSided』は、「タイラー・グラスノー、山本由伸、クレイトン・カーショウ、そしてスネルを擁するドジャース投手陣は、25年を迎えるにあたって怪我のリスクが高まっている。そして、そのグループに大谷が加わった」と伝えた。
「表面上、シーズン開幕時点で大谷が登板できないのは、それほど心配することはない。しかし、少なくともドジャースはもうひとりの投手を加える必要がある。カーショウが何イニング投げられるのか分からないし、グラスノーも健康を維持するのに苦労している。トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、ボビー・ミラーも耐久性に問題がある。24年のポストシーズンでローテーションが手薄になった最悪のシナリオが、ふたたび現実のものになるかもしれない。FAとなったウォーカー・ビューラー、ジャック・フラハティと再契約する可能性は低い」
そう見通した同メディアは、「とくに佐々木は完璧な投手だ。わずかな費用でエース級の活躍が望める」と佐々木との契約を期待。「いま、チームに必要なのは、佐々木に猛プッシュしているサンディエゴ・パドレスを抑え込む方法を見つけることだ」と、争奪戦の勝利を期待した。
構成●THE DIGEST編集部
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ロバーツ監督は、2025年3月18~19日に東京ドームで行なわれるドジャース対カブスの開幕シリーズで大谷が登板する可能性は低いと明かした。
「3月にカウントダウンをスタートし、10月までそれを継続できるとは思えない。シーズン途中で休養や一時休止が必要になる。だから東京で投げる可能性は低いと思う。おそらく多くのファンはがっかりするだろう。私たちはショウヘイのために最善を尽くす。現状、(投手ではなく、打者として)プレーすることを期待している」
続けてロバーツ監督は大谷について、「(ワールドシリーズ後に手術した)左肩のリハビリを続け、それを強く保ち、維持し、体全体の調子を整える必要がある。それから投球練習とともに打者ミーティングにも参加して準備し、DHとして打席に立つために体力をつけることが必要だ」と語った。
「そうしたハードワークをやり遂げられる選手がいるとしたら、それはショウヘイだ。左肩が投球に大きな影響を与えるとは思わないし、投球イニング数と(23年9月に手術した)右肘の状態が(投手としてプレーできる)最も大きな要因になるだろう」
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開幕シリーズ時点で“投手”大谷を見ることはできないようだ。ただ、ドジャースは今オフに投手陣を補強。サンフランシスコ・ジャイアンツからFAとなったブレイク・スネルと5年1億8200万ドル(約273億円)で契約し、さらにコービン・バーンズ(前ボルティモア・オリオールズ)、マックス・フリード(前アトランタ・ブレーブス)、佐々木朗希といった補強が噂されている。
それでも、米メディア『FanSided』は、「タイラー・グラスノー、山本由伸、クレイトン・カーショウ、そしてスネルを擁するドジャース投手陣は、25年を迎えるにあたって怪我のリスクが高まっている。そして、そのグループに大谷が加わった」と伝えた。
「表面上、シーズン開幕時点で大谷が登板できないのは、それほど心配することはない。しかし、少なくともドジャースはもうひとりの投手を加える必要がある。カーショウが何イニング投げられるのか分からないし、グラスノーも健康を維持するのに苦労している。トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、ボビー・ミラーも耐久性に問題がある。24年のポストシーズンでローテーションが手薄になった最悪のシナリオが、ふたたび現実のものになるかもしれない。FAとなったウォーカー・ビューラー、ジャック・フラハティと再契約する可能性は低い」
そう見通した同メディアは、「とくに佐々木は完璧な投手だ。わずかな費用でエース級の活躍が望める」と佐々木との契約を期待。「いま、チームに必要なのは、佐々木に猛プッシュしているサンディエゴ・パドレスを抑え込む方法を見つけることだ」と、争奪戦の勝利を期待した。
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