過去10年で２度のワールドシリーズ優勝を経験したロサンゼルス・ドジャースは、現時点で十分な戦力を有しているが、テオスカー・ヘルナンデスとの再契約を受け、次なる目標として、ブルペンを強化したいと考えていると、現地29日、米スポーツサイト『The Sporting News』が報じた。

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　そして、トレードで獲得できそうなクローザーがひとりいる。セントルイス・カーディナルスのライアン・ヘルズリーだ。この30歳右腕は、過去にナショナルリーグ・オールスターに２回選ばれ、今シーズンは49セーブをマーク、防御率2.04、66回1イニングで79奪三振を記録した。
  　カーディナルスが再建に向かい、ヘルズリーが１年後にフリーエージェントとなることを考えると、カーディナルスが保有し続けるのは理にかなっていない。ドジャースがヘルズリーを獲得するためのトレード案の内容は以下の通り。

　ヘルズリー(右投手)を獲得したいドジャースからは、ジョエンドリー・バルガス (ショート、プロスペクト第7位)とニック・フラッソ (右投手、プロスペクト第12位)をカーディナルスへ差し出すというものだ。

『The Sporting News』は、ヘルズリーの推定年俸は最終年の調停でわずか800万ドル(約12億円)であるため、ドジャースは長期契約を検討する可能性もあり、一方、カーディナルスはメジャーリーガーの先発投手になる可能性を秘めた若手投手を獲得したいと考えていると、言及した。
　　
　はたして、このトレードは実現するのか。今後の動向に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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