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ドジャースのナ・リーグ西地区が今年も激戦区! 「球界全体でも最高レベル」現役最多勝利投手のバーランダーがジャイアンツ移籍、Dバックスにはバーンズら加入

THE DIGEST編集部

2025.01.08

(左から)ジャイアンツに加入すると報じられたバーランダー、ドジャースの大谷、ダイヤモンドバックスと契約したバーンズ。(C)Getty Images

(左から)ジャイアンツに加入すると報じられたバーランダー、ドジャースの大谷、ダイヤモンドバックスと契約したバーンズ。(C)Getty Images

 サイ・ヤング賞3度、MVP1回、現役最多262勝を挙げている41歳のベテラン右腕ジャスティン・バーランダーが、1年1500万ドル(約24億円)の契約でサンフランシスコ・ジャイアンツに加入する。現地1月7日に米放送局『ESPN』が報じた。メディカルチェックを経て、正式発表されるという。

 これを受け、米メディア『FanSided』のザカリー・ロットマン記者は24年の成績を振り返りながら、各球団の今オフの補強動向に触れた。

「ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、ジャイアンツ、コロラド・ロッキーズで構成されるナ・リーグ西地区は、2024年に球界最高の地区だった。ドジャースがワールドシリーズを制し、ポストシーズンでドジャースを苦しめたパドレスは、実質的に2番目に強いチームだったかもしれない。ダイヤモンドバックスはプレーオフを逃したものの、他の地区であればポストシーズンに届いていたかもしれない89勝。ジャイアンツも5割をわずか2ゲーム下回った4位と、まさにハイレベルだった」

 ナ・リーグ西地区の各球団は、今オフに補強を進めている。「ドジャースはテオスカー・ヘルナンデスと再契約し、ブレイク・スネルを補強。ダイヤモンドバックスはジョシュ・ネイラーをトレードで獲得し、オフの目玉だったコービン・バーンズと契約。そしてジャイアンツはウィリー・アダメスに続いて、バーランダーも加わる。25年のナ・リーグ西地区がふたたび球界最激戦区になると信じるに足りる理由はあるのだ」と、25年も激しい優勝争い、プレーオフ進出争いが繰り広げられると確信した。

 続けてロットマン記者は、現時点でのナ・リーグ西地区各球団のパワーランキングを記事で公開。5位には「数人の選手を獲得したが、大きな変化は見込めない」と評したロッキーズを選び、4位にはバーランダーを加えるジャイアンツとした。「バーランダー、アダメスの補強は、24年に80勝したチームよりも強くなるかもしれない。しかし、スネルとマイケル・コンフォート(いずれもドジャースに移籍)を失っているため、引き続き補強する必要がある」と評した。

【動画】24年8月のレッズでノーヒットノーランを達成したスネル。25年はドジャースでプレーする
 
 3位にはパドレスを選んだ。「24年のパドレスはとても優秀だったが、キム・ハソン、タナー・スコット、ジュリクソン・プロファー、カイル・ヒガシオカらがFAとなった。一方で補強選手はひとりもいない。現状でもプレーオフを狙える力はあるが、やれることはまだある。外野手と先発投手を加えることができれば、地区2位以上が見えてくるだろう」と記している。

 2位に挙げたのは、「すでにエリートだったチームが、さらに強くなった」と評したダイヤモンドバックスだ。

「24年はプレーオフを逃したが、89勝という数字はワールドシリーズに進出した23年よりも多かった。クリスチャン・ウォーカーを失ったダメージはネイラーの獲得で回復し、さらに争奪戦を制して24年のサイ・ヤング賞投手バーンズと契約。これは大きなサプライズだった。バーンズ、ザック・ギャレン、メリル・ケリー、エドゥアルド・ロドリゲス、ブランドン・ファットの先発ローテーションは球界トップになる可能性が大いにある。全球団トップの886点を挙げた24年の攻撃力と合わせ、このチームはとんでもないポテンシャルを秘めているかもしれない」

 そして1位は、ワールドシリーズを制した王者ドジャースを挙げた。

「この12シーズンで11度の地区優勝。ダイヤモンドバックスやパドレスがどれほど強いとしても、ドジャースの本命は揺るがない。ドジャースは25年もいつものドジャースだ。サイ・ヤング賞を2度受賞したスネルが加わり、T・ヘルナンデス、ブレイク・トライネンと再契約。コンフォートも大きな補強だ。なにより大谷翔平が投手として復活する。他のチームがどうこうと言う前に、ドジャースは地区優勝だけでなく、ワールドシリーズ優勝の最有力候補とみなされるべきチームなのだ」

 24年のナ・リーグ西地区は、最終盤までドジャースとパドレスが優勝争いを繰り広げた。はたして25年シーズンはどのような展開になるのだろうか。球界屈指の最激戦区に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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