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MLB

ドジャースがカブスを撃破、東京開幕戦を制す! 山本由伸が5回4K1失点の好投で今季初勝利。大谷翔平はマルチ安打

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.03.18

山本(左)が今季初勝利。大谷(右)はマルチ安打の活躍でドジャースが東京Sを先勝した。(C)Getty Images

山本(左)が今季初勝利。大谷(右)はマルチ安打の活躍でドジャースが東京Sを先勝した。(C)Getty Images

 3月18日、ロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスの「MLB東京シリーズ2025」が東京ドームで行なわれ、ドジャースが4対1で勝利を収めシーズン開幕戦を制した。ドジャースは山本由伸、カブスは今永昇太が先発登板し、山本が5回(72球)3安打4奪三振1失点で今季初勝利。今永は4回(69球)を投げ無安打2奪三振、無失点に抑えるも勝敗はつかなかった。1番・指名打者で先発出場した大谷翔平は5回に右安打、9回に二塁打を放つ5打数2安打のマルチ安打を挙げる活躍でチームの勝利に貢献した。
【動画】日本人対決が目白押し!大谷vs今永、由伸vs誠也

 カブスの今永は初回、大谷翔平といきなり対決。カウント1-1から149キロの速球で二ゴロに仕留めるなど、三者凡退の立ち上がりをみせる。2回は先頭から連続四球でピンチを招いたが、後続を打ち取り無失点で切り抜けた。

 一方の山本は初球にいきなり「ピッチクロック違反」をとられる波乱の幕開け。先頭に四球を与え、2番・指名打者の鈴木誠也を迎える。山本は55キロの直球で鈴木のバットをへし折るなど、こちらも無失点スタートを切る。

 ところが山本は2回に2死二塁から8番ミゲル・アマヤに右中間を破られる適時二塁打を打たれ、カブスに先制を許した。

 味方から援護をもらった今永は3回1死から大谷と2度目の対決を迎える。カウント2-2からスライダーで強烈な当たりも二直に封じる。だがコントロールがピリっとせず、この回までに球数は50球を要してしまう。

 今永は4回にも2つの四球を与えて2死一、三塁とピンチを背負うが7番マイケル・コンフォートを左飛に打ち取るとベンチで「セーフ」と安堵の表情。制球に苦しみながらも、なんとか強力ドジャース打線をゼロに抑え、5回からは2番手ベン・ブラウンにマウンドを譲った。
 
 先制点を献上した山本だったが、3回以降はゼロ行進。4回は先頭の5番マット・ショウ、6番ダンスビー・スワンソンから2者連続の空振り三振を奪い、この試合初めてカブス打線を三者凡退に抑える。

 すると直後の5回、ドジャースは1死二塁で大谷が右前打。日本で今季初ヒットを記録してランナーを一、三塁とチャンスメイク。この好機に2番のトミー・エドマンが左適時打でドジャースが同点に追い付く。続くテオスカー・ヘルナンデスは三ゴロで併殺かと思われたが、カブスの二塁手が悪送球。ボールが転々とする間に大谷が一気にホームに生還してドジャースが逆転する。このあと4番ウィル・スミスの左適時打でドジャースがリードを2点差に広げる。

 打線から援護をもらった山本はその裏、1番イアン・ハップに155.1キロのフォーシームを外角高めいっぱいに投げ込んで見逃し三振。三者凡退とし、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 大谷の第3打席は6回2死一、二塁のチャンスに登場。一発が期待されたが、簡単に2ストライクに追い込まれると、低めのナックルカーブに手を出しあっけなく三球三振に倒れ、後続も得点を奪えなかった。

 ドジャース2点リードのまま9回表、大谷が5度目の打席に入る。4番手ライアン・ブレージャーと対峙すると、5球目の低めスライダーを右翼線に運ぶ二塁打でこの試合マルチ安打をマーク。大谷は塁上でベンチに向かってニコッと笑みを浮かべた。続くエドマンの内野ゴロの間に大谷が三塁まで進むと、この好機にテオスカー・ヘルナンデスがきっちり左適時打で応え、チームに貴重な4点目が入る。

 ドジャースの9回はサンディエゴ・パドレスから獲得したタナー・スコットが登板。”大谷キラー”と恐れられた左腕が今季はドジャースの一員となり、三者凡退に抑えてゲームセット。6年ぶり6度目の日本開催となったMLB開幕シリーズ第1ラウンドはドジャースが先勝した。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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