大谷翔平の元通訳、水原一平被告の収監が延期された。

　銀行詐欺罪などに問われていた水原被告は現地２月６日、米カリフォルニア州連邦地裁から禁錮４年９か月の実刑判決を言い渡され、３月24日に出頭して刑務所に収監される予定だったが、米メディアによると出頭が延期になったという。

　米放送局『ESPN』は、「４年９か月の刑期を務める予定だったが、刑務所に出頭しなかった。連邦刑務所局の受刑者データベスによると、予定されていた３月24日夜の時点で勾留されていない。カリフォルニア州中部地区の連邦検事局は詳細を明らかにしなかった。出頭の新たな日付と延期の理由は裁判所の封印下にあり、一般には公開されない」と伝えた。

『CBS Sports』は、「連邦当局は、裁判所命令が非公開のため、延期の理由を明らかにしなかった。水原被告は、MLBスター選手の大谷から約1700万ドル（約26億円）を盗んだ違法賭博事件で有罪を認め、３月24日に出頭する予定だった」と報じている。

『NBC Los Angeles』も水原被告の出頭延期を取り上げ、「いつ刑期が始まるのか不明だ。当初の予定だった３月24日から刑期を始めることはなくなった。米連邦検事局はNBCの取材に対し、“予定は変更になった”と認めた。水原被告の弁護士はコメント要請に応じなかった」と伝えた。

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  　また、米メディア『Athlon Sports』は、「水原被告が長年の友人でもあり、雇用主だった大谷の口座から大金を盗んだと報じられたのは約１年前。事件の詳細や、誰の責任を負う可能性があるのか多くの混乱があったあとに、裁判所は水原被告を有罪と認定。被告人は大谷とその家族、ドジャース関係者、そして自身の家族に謝罪したが、３月24日の出頭は延期となった」と報じている。

　さらに同メディアは、「正式に収監されれば、ふたたびニュースになる可能性は高い。長年、大谷の傍らにいた水原被告の一件は、スポーツ界の“奇妙な話”のひとつだろう。大金を盗まれたのが大谷の財政管理の怠慢なのか、元通訳の知性なのかは不明である。大谷はこの話題が明らかになった直後、“ショックで愕然とした”と語っている。水原被告の有罪は疑いの余地はなく、刑務所に収監されるのは時間の問題だ」と伝えた。

構成●THE DIGEST編集部

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