専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

菅野智之の抜群制球力を米投球分析家が激賞! 空振り率は22.2%、打者を翻弄した驚きの”魔球”にも注目「果敢に攻め続けた」

THE DIGEST編集部

2025.04.18

菅野は7回を無四球2失点の好投。今季2勝目を挙げた。(C)Getty Images

菅野は7回を無四球2失点の好投。今季2勝目を挙げた。(C)Getty Images

 ボルティモア・オリオールズの菅野智之が現地4月17日に行なわれたクリーブランド・ガーディアンズ戦に先発し、7回を投げて5安打2失点。無四球3奪三振で、本拠地初勝利となる2勝目を飾った。87球という省エネ投球に米分析家からは絶賛の声が上がっている。
【画像】空振り率は22.2%! 菅野智之の卓越した制球力を表したチャート表

 今季4度目の先発マウンドとなった菅野は2回までひとりの走者も出さない完璧な立ち上がりを見せる。味方打線が1点をリードした3回は先頭のダニエル・スチーマン、続くオースティン・ヘッジズと2者連続アーチを被弾。逆転を許してしまう。

 だが直後、オリオールズの主砲ライアン・オハーンが3号3ランを放ち再び勝ち越し。2点のリードをもらった菅野は4回を三者凡退に抑えると、5回は2死一、二塁のピンチを迎えるもスティーブン・クワンを右飛に打ち取る。

 6回もゼロに抑えた菅野はメジャー最長となる7イニング目も続投。2アウトから一発を含む2打席連続安打のスチーマンには外角高めのフォーシームで空振り三振を奪うと、菅野はグラブを叩いて雄叫び。35歳のオールドルーキーの好投に本拠地オリオール・パークは総立ちのスタンディングオベーションで右腕を称えた。
 
 変幻自在な変化球を駆使し、無四球で本拠地初勝利を挙げた菅野の投球術には米アナリストも唸る。2019年からメジャー リーグの投手に関する高度な投球データを提供している投球分析家のジェレミー・マスキーノ氏は自身のXにガーディアンズ戦に投じた日本人右腕のチャート表を自身のXに投稿。「スガノは好投し、投球フォームをさらに磨き上げた」と称賛する言葉を添えた。

 さらに、「スイーパーはプロスタッフプラス113、空振り率は22.2%でチームをけん引している。まさに驚異的だ。さらにフォーシームとカーブで打者を翻弄した。スガノは6球種を巧みに操り、卓越したコントロールで果敢に攻め続けた」と主張。圧巻の制球力に加え、すべての球種のレベルの高さに舌を巻いた。

 レギュラーシーズンでは初めて中4日で迎えたマウンド。チームの開幕投手が負傷者リスト入りして離脱する苦しい台所事情の中で日本のベテラン右腕が価値ある勝利を掴んだ。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「誇るべき超一流だ」今永昇太が通算34登板で明らかとなった“衝撃の事実”に米メディアもファンも唖然!「信じられない数字」「クローンを作れ」

【記事】菅野智之が今季2勝目! 7回無四球2失点に本拠地スタンディングオベーション。地元記者は“省エネ投球”に唸り「35歳のルーキーがブレイク」

【記事】打棒爆発のイ・ジョンフ、韓国メディアは「イチロー級レベルだ」と報道 「もう既に殿堂入りレジェンドと比較され始めた」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号