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ベッツの溢れ出る感情にロバーツ監督、「申告敬遠を個人的に受け止めている姿が好きだ」意地の一打に心情を吐露

THE DIGEST編集部

2025.05.15

ベッツが大谷敬遠の後の打席でタイムリー二塁打を放ち、塁上で雄叫びを上げた。(C) Getty Images

ベッツが大谷敬遠の後の打席でタイムリー二塁打を放ち、塁上で雄叫びを上げた。(C) Getty Images

 塁上で感情を爆発させた。

 現地5月14日、ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツは、本拠地オークランド・アスレティックス戦に「2番・遊撃」で先発出場し、8回にダメ押しとなる2点適時二塁打をマーク。4打席目まで遊ゴロ、遊ゴロ、左飛、右飛と凡退していた32歳のスター選手だが、勝負どころで殊勲の一打を放ち、9対3のチーム勝利に貢献している。

【動画】「感情が溢れ出ていた」ベッツが痛烈二塁打&怒りのパフォーマンス
 目の前で大谷翔平が申告敬遠で歩かされた直後の1死一、二塁という場面、ベッツはアスレティックスの4番手右腕タイラー・ファーガソンと対峙すると、甘く入った4球目のフォーシームを弾き返し、これが右中間を破る2点適時二塁打に。塁上で雄叫びを上げ、「ヒップロック」「デコルテポーズ」を力強く披露した。

 このパフォーマンスには、ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督も賛辞を惜しまない。試合後、地元放送局『SportsNet LA』が会見映像を公開しており、その中で指揮官は、「彼自身、常に結果を求めている。二塁打で感情が溢れ出た。彼が申告敬遠を個人的に受け止めている姿は好きだ。それが見られて良かった」と結果を振り返っている。

 また、アスレティックスベンチの申告敬遠に関しては、「正直、ムーキーとショウヘイのプレーぶりを考えれば、正しい判断だったかもしれない」と指摘しているロバーツ監督。「しかし、時に選手を解き放ち、集中力を高めさせてしまうこともある。彼はそのような場面で力を出す」とベッツのメンタリティを称えていた。

 今季ここまで40試合に出場し、打率.265、6本塁打、27打点、OPS.767という成績のベッツ。やや苦しみながらも、重要な局面でしっかりと打つその精神力こそがスターであり続ける理由なのだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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