夏が近づくにつれ、MLBはトレードの話題が熱を帯びてきている。その中では、ピッツバーグ・パイレーツの若き怪物右腕の名前も大きく取り沙汰されている。
米スポーツサイト『The Athletic』のジム・ボーデン氏が、メジャー2年目を迎えているポール・スキーンズのロサンゼルス・ドジャースへのトレードについて持論を展開し、その内容を現地各メディアが報じた。
【動画】スキーンズがダイヤモンドバックス打線から7奪三振を記録
ボーデン氏は、ドジャースのダルトン・ラッシング、アンディ・パヘス、ジャクソン・フェリス、ランドン・ナックといった若手と、スキーンズの交換トレードを提案。低迷が続くパイレーツと、故障者続出のドジャース、双方にメリットのあるトレードだと主張したという。
だが当然、この案に様々な反響が上がった。米メディア『Sports Illustrated』では、「このトレード案は、パイレーツにとって質の高い層の厚みを再構築する機会となり、即戦力かつ将来性のある選手たちによってロスターを強化できる」などと評価する。
さらに、ドジャース側の視点からも、先発陣の強化として魅力的な投手であると称えるとともに、「有望株を失うのは痛手だが、それでもドジャースは次々と有望な若手を輩出し続けており、損失を十分に補うことができる層の厚さを持っている」と論じている。
一方、ドジャースの情報を扱う『DODGERS NATION』では、ボーデン氏のトレード案を伝えながらも、ブレイク・スネルや佐々木朗希など故障者が多いことで、複雑な反応を示しているようだ。
同メディアは、「確かにスキーンズが加わったドジャースのローテーションは手がつけられないレベルになるかもしれない。しかし、今オフにスネルやロウキ・ササキといったスター選手を加えた時点でもドジャースは“無敵”に見えていた」などと指摘。
その上で、「それにもかかわらず、シーズン開始から2か月ちょっとで、スネルもササキもローテーションにはいない。スネルは、わずか2登板で負傷者リスト入りしている」と説いており、スキーンズ獲得での補強について、「現実は人々の期待通りに進むものではない」と主張。さらに、「どのチームにとっても“健康”こそが最重要課題であり、それは特にドジャースにとって当てはまる」と現状への皮肉や苦言を記している。
スキーンズの去就が、夏のトレード期限まで話題になる可能性は高い。そして当然、先発補強が必須とされるドジャースの動きにも引き続き、注目が集まっていくのは間違いないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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だが当然、この案に様々な反響が上がった。米メディア『Sports Illustrated』では、「このトレード案は、パイレーツにとって質の高い層の厚みを再構築する機会となり、即戦力かつ将来性のある選手たちによってロスターを強化できる」などと評価する。
さらに、ドジャース側の視点からも、先発陣の強化として魅力的な投手であると称えるとともに、「有望株を失うのは痛手だが、それでもドジャースは次々と有望な若手を輩出し続けており、損失を十分に補うことができる層の厚さを持っている」と論じている。
一方、ドジャースの情報を扱う『DODGERS NATION』では、ボーデン氏のトレード案を伝えながらも、ブレイク・スネルや佐々木朗希など故障者が多いことで、複雑な反応を示しているようだ。
同メディアは、「確かにスキーンズが加わったドジャースのローテーションは手がつけられないレベルになるかもしれない。しかし、今オフにスネルやロウキ・ササキといったスター選手を加えた時点でもドジャースは“無敵”に見えていた」などと指摘。
その上で、「それにもかかわらず、シーズン開始から2か月ちょっとで、スネルもササキもローテーションにはいない。スネルは、わずか2登板で負傷者リスト入りしている」と説いており、スキーンズ獲得での補強について、「現実は人々の期待通りに進むものではない」と主張。さらに、「どのチームにとっても“健康”こそが最重要課題であり、それは特にドジャースにとって当てはまる」と現状への皮肉や苦言を記している。
スキーンズの去就が、夏のトレード期限まで話題になる可能性は高い。そして当然、先発補強が必須とされるドジャースの動きにも引き続き、注目が集まっていくのは間違いないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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