拙攻を繰り返し２試合連続で逆転負けを喫した。

　現地７月27日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でのボストン・レッドソックス戦に３対４で敗れた。３試合ぶりに２番・指名打者で先発出場した大谷翔平は４打数２安打（１四球）で７試合ぶりにマルチ安打を記録したが、チームは再三の好機を生かせずシリーズ負け越しとなった。

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　初回の第１打席は昨年まで同僚だったウォーカー・ビューラーと対戦。フルカウントから外角にボールが外れて四球を選んだが得点にはつながらなかった。

　１点ビハインドの３回２死一塁では４球目のカットボールをセンターに弾き返す中安打。大谷の８戦連続安打で好機を拡大すると、このあと押し出しを含む２つの四球でドジャースが先制した。

　４回には先頭のマイケル・コンフォートが９号ソロ本塁打で２点目。２死からミゲル・ロハスが四球で出ると、すかさず二盗に成功。このチャンスにスタメンに復帰した１番のムーキー・ベッツが中適時打で３対１とリードを広げる。さらに大谷が外角の低めチェンジアップを右前打で運び一、三塁につないだが、テオスカー・ヘルナンデスが空振り三振。追加点を逃した。

　打線の援護をもらった先発のダスティン・メイは４回まで１失点に抑える好投。しかし５回に１死一塁からロマン・アンソニーに初球を打たれ１点差。なおも三塁で２番アレックス・ブレグマンにも初球のスライダーを一振りされると、打球は名物グリーン・モンスターを越える逆転２ランでレッドソックスが一気に試合をひっくり返した。

　メイは５回を投げて５安打５奪三振４失点。痛恨の一発を浴びピリっとしなかった。
  　１点を追うドジャースは６回、２死二塁の得点圏で大谷が打席に立つがカウント2-2から高めの直球に手を出し空振り三振。８回には２つの四球で無死一、二塁と長打が出れば勝ち越しの場面だったが、あえなく左飛。大谷はチャンスをモノにできず、後続もランナーを返せなかった。

　結局９回も無得点で敗れたドジャース。13残塁を喫し、中盤以降は得点を挙げられなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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