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NBA

31歳の元オールスターが無所属に……クリッパーズから放出されたトーマスの新天地候補は?

ダンクシュート編集部

2020.02.11

今季のトーマスはウィザーズで平均12.2点、3.7アシストをあげていたが、トレード期限最終日にクリッパーズへ放出。しかし2日後にチームから解雇された。(C)Getty Images

今季のトーマスはウィザーズで平均12.2点、3.7アシストをあげていたが、トレード期限最終日にクリッパーズへ放出。しかし2日後にチームから解雇された。(C)Getty Images

 元オールスターのアイザイア・トーマスにとっては辛い1週間となった。トレード期限最終日の2月6日(日本時間7日)、3チーム間のトレードでワシントン・ウィザーズからロサンゼルス・クリッパーズへ移籍。その2日後、新天地のクリッパーズから解雇され、無所属となる現実を突きつけられた。

 2011年ドラフト2巡目60位のトーマスは、身長175cmと小柄ながら大男たちを恐れない積極的なスタイルで攻撃的ガードとして活躍。ボストン・セルティックス時代には2年連続でオールスターに選出され、2016-17シーズンにはリーグ3位の平均28.9点を叩き出した。

 近年は股関節の故障に苦しみ、今季も左手親指の靱帯断裂で開幕から出遅れたが、復帰後は40試合に出場して平均12.2点、3.7アシストを記録。八村塁の教育係的な役割も担い、ボーカルリーダーの1人としてチームを牽引してきた。しかし、再三指摘されてきた守備面の課題もあり、今回クリッパーズへトレードされ、キャリア初となる契約解除という憂き目に遭った。
 
 ただ、ベテランになったとはいえまだ31歳。NBA通算525試合で平均18.1点、5.0アシストをあげており、“起爆剤”として魅力的な存在であることは間違いない。『Fadeaway World』は「トーマスは『身長よりもハート』というスタイルが、ラストスパートへ火力を強めたいチームにとってまだ価値があることを証明している。しかし、彼にとってベストの行き先はどこか」と5つの新天地候補を挙げている。

■ダラス・マーベリックス(32勝21敗/ウエスタン・カンファレンス7位)
 ルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスがシーズンで本領を発揮し、すでにプレーオフ進出は手中に収めているように見える。ただ、ベンチに得点オプションを加えることができ、トーマスはそれに完全一致する。リック・カーライル・ヘッドコーチはJJ・バレア(身長183センチ)と同様に小さなガードを守備で穴にさせない方法を知っているので、トーマスとのサインを検討すべきだ。

■ゴールデンステイト・ウォリアーズ(12勝41敗/ウエスタン・カンファレンス15位)
 トレード期限最終日、わずか10時間で4人のローテーション選手(ディアンジェロ・ラッセル、アレック・バークス、グレン・ロビンソン三世、オマリ・スペルマン)を放出。エースで司令塔のステフィン・カリーも左手骨折で長期離脱中のため、トーマスは持ち前の得点する能力を披露するチャンスがある。
 

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