リーグ首位を快走するミルウォーキー・バックスは、オールスターブレイク明けの初戦となった２月20日（日本時間21日、日付は以下同）のデトロイト・ピストンズ戦に126－106で圧勝。今季の戦績を47勝８敗（勝率85.5％）とした。

　もしバックスがこのペースで勝ち続けた場合、ＮＢＡ史上３チーム目となるシーズン70勝の大記録を達成することができる。ピストンズ戦終了時点の得失点差（＋12.2）は、72勝を記録した1995－96シーズンのシカゴ・ブルズと並ぶ歴代３位タイ。歴史的なペースで白星を積み重ねている。

　この日のバックスは前半終了時点で70－41と圧倒するなど、ピストンズを一切寄せつけず。エースのヤニス・アデトクンボが33得点、16リバウンド、３スティール、クリス・ミドルトンも28得点に加え８リバウンドとオールスターデュオが揃って大暴れしたほか、エリック・ブレッドソーは19得点、６アシスト、ブルック・ロペスも18得点と両スコアラーを強力に援護。結成２シーズン目を迎えたスターターカルテットが素晴らしい活躍を披露した。
  「試合前半は非常に印象的だったし、後半も我々にとっていくつも好材料があったと思う。このチームのエナジーはこの２日間で良くなっていたが、それが必ずしも好プレーにつながるわけではない。だがオールスターブレイク明けの初戦としては、多くのポジティブな点があった」とマイク・ブーデンホルザー・ヘッドコーチも好感触を得ていた。

　それは選手たちも同様で、アデトクンボが「休み明けで上質なバスケットボールができたし、前半を終えた時点で30点近くのリードを奪えた」と口にすれば、ミドルトンも「コートに出て、自分たちのペースでゲームができた。残りのシーズンで俺たちがやらなきゃいけないのは、まさに今夜のようなプレー」と手応えを掴んだ様子だった。

　バックスはシャーロット・ホーネッツからバイアウトされたマービン・ウィリアムズと２月10日に契約したことで、ベンチに経験と得点力、そしてディフェンス力がプラスされた。ピストンズ戦で８分41秒プレーしたこのベテランフォワードについて、指揮官も「彼はこのチームを手助けしてくれるだろう」と高評価を与えている。