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NBA

「2020年そのものをなかったことに……」コロナ騒動を受けレブロンがSNSを更新。その裏にはコビーに対する思いも

ダンクシュート編集部

2020.03.12

レブロン(左)は自身のTwitterで「2020年自体を中止にすべき」と投稿。それは“コビー(右)の死”を未然に防ぐことを意味する。(C)Getty Images

レブロン(左)は自身のTwitterで「2020年自体を中止にすべき」と投稿。それは“コビー(右)の死”を未然に防ぐことを意味する。(C)Getty Images

 ユタ・ジャズのルディ・ゴベアに新型コロナウィルスの陽性反応が出たため、NBAは3月11日(日本時間12日、日付は以下同)、今シーズンの中断を発表した。

 リーグからの決定を受け、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは自身のTwitterを更新。この投稿には、ある“大きな思い”が込められていた。

「スポーツイベントや学校、仕事、そのほか様々なことが中止されている。本当になかったことにすべきなのは2020年そのものだ!とても辛い3か月間だったよ」

 と、投稿したレブロンの言うように、“2020年を中止”するとどうなるのか。コロナウィルス自体は2019年末からあったものの、世界中に蔓延したのは今年に入ってからのため、何千人もの死者が出ることはなくなる。そしてもうひとつ、未然に防げた痛ましい出来事がある。1月26日に起きた、コビー・ブライアント(元レイカーズ)のヘリコプター事故だ。
 
 レブロンにとって、コビーは親友を超えた家族のような存在だった。そんな兄のように慕っていたコビーの死は、想像を絶するほどの深い悲しみをレブロンに与えたに違いない。NBA史上最高クラスのスーパースターが没したこの事故を“なかったことにしたい”という思いは、レブロンのみならず世界中の人々にとっての共通意見だろう。

 2020年に起きた数々の悲劇を、実際になかったことにはできない。それでも人々は前を向き、NBAとしてもコロナウィルスのこれ以上の蔓延を防ぐため、迅速かつ適切な対応を下している。人々が笑って暮らせる世界を一刻も早く取り戻し、残り9か月の2020年が明るい話題で包まれることを願いたい。

構成●ダンクシュート編集部

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