３月31日（日本時間４月１日、日付は以下同）、ワシントン・ウィザーズの日本語版公式ツイッターアカウントから、八村塁のメッセージが発信された。

「みなさん、こんにちは。八村塁です。今とても大変な時期だと思いますが、皆さんは元気にしていますか。僕は家でトレーニングしたり、ゲームをしたりしています。まずは今シーズンのサポート、ありがとうございます。ホームゲームだったり、アウェーゲームだったりと、たくさんの日本人の方に来てもらって、僕もすごいサポートされてるなと感じましたし、すごいうれしかったです。今は大変な時期ですが、皆さんも安全に、健康第一に一緒になって乗り越えていきましょう。また皆さんの前で、バスケをプレーすることをすごく楽しみにしています」

　ＮＢＡは新型コロナウイルスの影響により、12日からレギュラーシーズンを中断。約３週間が経過した中で、35秒間にわたる八村のメッセージは多くの人へと伝わることだろう。
  　昨年６月のドラフトで日本人として初めて１巡目（９位）でウィザーズに指名された八村は、開幕戦から先発パワーフォワードとして出場。ケガで１か月以上離脱する時期もあったものの、ここまで41試合で平均13.4点、6.0リバウンド、1.7アシストと1年目からチームに不可欠な戦力に。22歳のルーキーは人気面でもウィザーズに大きく貢献しており、２月のオールスターゲームのライジング・スターズにはチームWORLDのメンバーとして出場している。

　シーズン再開の時期は現時点で不透明な状況にあるのだが、ＮＢＡはクラシックゲームをＳＮＳで流したり、選手たちが率先してインスタライブでファンと交流するなど、“ＮＢＡロス”に苦しむ世界中の人々に少しでもエンターテインメントを提供しようとしていることは朗報だ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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