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NBA

『Forbes』がウィザーズの選手たちを格付け!エースのビールはA-、ベルターンスはA+、気になる八村塁の評価は……

秋山裕之

2020.04.18

八村は得点力の高さを評価しつつも、守備力や線の細さがマイナスとなり、B評価となった。(C)Getty Images

八村は得点力の高さを評価しつつも、守備力や線の細さがマイナスとなり、B評価となった。(C)Getty Images

 4月16日(日本時間17日、日付は以下同)。経済誌『Forbes』が今季のワシントン・ウィザーズでスターターを務める5選手の格付けを掲載した。パーカー・コットン記者によるスターター陣とその評価は以下の通り。

■『Forbes』によるウィザーズのスターター格付け
ブラッドリー・ビール:A-
八村塁:B
イザック・ボンガ:C
トーマス・ブライアント:B
イシュ・スミス:B+

 ビールをAにしなかったこと、そして今季オールスター入りできなかった理由として、同記者はディフェンス面を理由に挙げた。ウィザーズはディフェンシブ・レーティング(100回のポゼッションにおける失点)でリーグワースト(115.0)なのだが、ビールは117.6を記録している。ただ、ビールが務めるシューティングガードにはスコアラーが多く、他のポジションと比較しても不利な点は否めない。

 とはいえ、今季のビールはリーグ最多の1試合平均22.9本のシュートを放ち、成功率は45.5%(593/1303)と、ガードとして悪くない数字を残しており、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ/平均34.4点)に次ぐリーグ2位の平均30.5点をマーク。アシストもキャリアハイの6.1本と、相手の厳しいマークに遭うなかで素晴らしい成績を残したと言っていいだろう。
 
 八村については、「どのポジションでプレーするのか?」「ジャンプショットを向上できるのか?」「NBAレベルで得点できるのか?」「このレベルの選手たちをガードできるのか?」といった開幕前の疑問に対して、3ポイントこそ成功率27.4%(20/73)と低かったものの、今季のルーキー全体で5位の平均13.4点を奪取しB評価を獲得。

 3ポイントについては、オールスター前の23.6%からオールスター後は38.9%まで成功率をアップさせているのは良い傾向だ。しかし同記者は八村に対してもディフェンシブ・レーティング(117.8)の悪さを指摘。まだ線が細く、ストレッチ4としてプレーしていくにはディフェンス力の向上が不可欠と評している。

 ちなみに、ウィザーズの選手のなかで、ここまで最もディフェンシブ・レーティングが良いのはボンガの107.4。だが彼の場合、ビールや八村とは対照的にオフェンスに難を抱えているためC評価となった。センターのブライアントはオフェンスの評価は高くとも、ディフェンス面で昨季より数字がダウンしていることを理由にB評価に。

 スミスについては、先発と控えを交互にこなしながら平均10.5点、4.8アシストを記録。今季途中まで在籍したアイザイア・トーマス(現FA)と途中加入のシャバズ・ネイピアーよりも、アシストとターンオーバー比率で3.7と最も高かったことがB+という評価につながったのだろう。
 

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