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NBA

ウィザーズが八村塁の今季ベスト3ゲームを選定!大暴れしたクリッパーズ戦の出来は、レナード&ジョージも称賛

秋山裕之

2020.05.12

1年目からウィザーズの主軸として奮闘する八村。チームの公式サイトが今季のベストゲームをランキング形式で紹介した。(C)Getty Images

1年目からウィザーズの主軸として奮闘する八村。チームの公式サイトが今季のベストゲームをランキング形式で紹介した。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく、NBAがレギュラーシーズンを中断してから約2か月が経過。リーグは各都市の規制緩和に応じて個人練習の再開を認めるなど、シーズン再開に向けた動きを見せているものの、今後の明確な日程は発表されていないのが現状だ。

 そんななか、5月11日(日本時間12日、日付は以下同)にワシントン・ウィザーズが、昨年のドラフト1巡目全体9位で指名した八村塁が今季ここまでに見せたトップ3パフォーマンスを公式サイトへ掲載した。リーグ中断時点で41試合に出場(すべて先発)し、平均29.7分、13.4点(フィールドゴール成功率47.8%)、6.0リバウンド、1.7アシストをマークした“日本の至宝”の今季ベストベームを振り返ってみよう。
 
■第3位(2020年2月11日 シカゴ・ブルズ戦)
20得点/4リバウンド/3アシスト/2スティール/2ブロック

「八村は今季、時折コート上で見せる多様性が評価を得ている。ローポストからの得点、ミッドレンジからのショット、そしてトランジションでもテンポを上げることができる。鼠蹊部の負傷のため(昨年12月中旬から2月上旬まで)23試合を欠場したが、復帰した4試合目で八村はシーズンで最も完成度の高いゲームのひとつを披露した」と同サイトは評価。

 このブルズ戦で、八村は31分48秒出場してフィールドゴール58.3%(7/12)、フリースロー100%(6/6)の20得点を奪取。前半だけで14得点を稼ぐスタートダッシュで、チームの126-114での勝利に貢献した。2月3日の戦列復帰後からオールスターブレイクまでの5試合では、ベストなパフォーマンスだったと言えるだろう。

■第2位(2019年12月5日 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦)
27得点/7リバウンド/2スティール

「やっと(自分の役割が)見えてきました。20試合を戦って、全ての試合に出場してきました。自分の役割も徐々に理解できています。ブラッド(ビール)がダブルチームされた時に何を求めているか、そしてどこがオープンになるのか。試合にも慣れて、挑むことができてきています」と本人が振り返ったこの試合。

 ウィザーズは第2クォーターだけで40得点の猛攻を見せたが、そのうち15得点をあげた八村と19得点を稼いだダービス・ベルターンスの2人で34得点を叩き出す大爆発。このクォーターだけで6アシストをあげたイシュ・スミスのパスから、3ポイント100%(5/5)と大当たりだったベルターンスに続いて、八村も7本中6本のフィールドゴールを沈めてみせた。

 シクサーズがトバイアス・ハリス(33得点、7リバウンド)、ジョエル・エンビード(26得点、21リバウンド)、ベン・シモンズ(17得点、10アシスト、3スティール)を中心に追い上げを見せるなかで、八村は4クォーターで終了した試合としては自己最長となる42分31秒コートに立ち、攻守両面で奮闘を見せて強豪撃破に大きく貢献した。
 
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