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NBA

「私たちは真のチームだった」殿堂入り選手のドレクスラーがライバルのジョーダンに"反論"?

ダンクシュート編集部

2020.06.06

ドレクスラー(右)率いるブレイザーズは90、92年にファイナルへ進出。優勝には手が届かなかったが、選手層が厚く、90年から3シーズン連続で55勝以上をあげる好チームだった。(C)Getty Images

ドレクスラー(右)率いるブレイザーズは90、92年にファイナルへ進出。優勝には手が届かなかったが、選手層が厚く、90年から3シーズン連続で55勝以上をあげる好チームだった。(C)Getty Images

“神様”マイケル・ジョーダンを中心に、シカゴ・ブルズが最後に優勝した1997-98シーズンに密着して撮影したドキュメンタリー10部作『ザ・ラストダンス』が放映され、1990年代にスリーピート(3連覇)2回を達成して王朝を築いた偉大さが改めて称えられた。

 しかし、ブルズ前期3連覇(1991~93年)時にしのぎを削り、1992年にはファイナルで対戦した殿堂入り選手のクライド・ドレクスラーは、当時所属していたポートランド・トレイルブレイザーズも称賛に値するチームだったと主張している。

 1983年のドラフト1巡目14位指名でブレイザーズ入りしたドレクスラーは、ルーキーイヤーこそ控え起用だったが、2年目のシーズン途中からスタメンに定着。1986-87シーズンには平均21.7点を叩き出すと、以降は6年連続で平均20点以上をあげるなど不動のエースにのし上がった。

 ドレクスラーを中心としたブレイザーズの最盛期は、1989-90シーズンからの3年間だろう。シュート力に優れた司令塔のテリー・ポーター、インサイドを支えたバック・ウィリアムズとケビン・ダックワース、豪快なダンクと中距離ジャンパーを売りとしたジェローム・カーシー、スーパーサブのクリフォード・ロビンソンとタレントがズラリ。マジック・ジョンソン率いるロサンゼルス・レイカーズ、ジョン・ストックトン&カール・マローン擁するユタ・ジャズ、デイビッド・ロビンソンが中軸を担うサンアントニオ・スパーズと、強豪ひしめくウエストで3年連続カンファレンス決勝進出。そのうち2度はファイナルまでたどり着いた。
 
 90年は“バッドボーイズ”ことデトロイト・ピストンズ、92年はジョーダン率いるブルズにファイナルで敗れて涙を呑んだが、7人が平均2桁得点をマークした90-91シーズンの63勝は今もフランチャイズ記録として刻まれている。

 当時リーダーだったドレクスラーは「USAトゥデイ」で、ウィリアムズのポストでの存在感と身体能力を「リーグでベストの攻撃的センターの1人」と評価。ポーターについても「最高の3ポイントシューターの1人」と称えるとともに、自分たちは十分な評価を受けていないと主張した。

「あの時代のNBAでファイナルにたどり着くためには、本当に、本当に良いチームでなければいけなかった。3年間、常に上手くケミストリーを構築できて幸運だったし、タイトルを獲得する絶好のチャンスだった。私たち(89~92年のブレイザーズ)は真のチームだった」
 

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