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NBA

優勝戦線に影響必至!NBA再開後のシーズンに参加しない意向を表明したブラッドリーほか、各チームの不参加選手一覧

ダンクシュート編集部

2020.06.24

家族の健康を優先したブラッドリー(左)ほか、アービング(右上)やベルターンス(右下)ら複数の選手が再開後のシーズン不参加を表明している。(C)Getty Images

家族の健康を優先したブラッドリー(左)ほか、アービング(右上)やベルターンス(右下)ら複数の選手が再開後のシーズン不参加を表明している。(C)Getty Images

 現地7月30日からフロリダ1か所開催でのシーズン再開が決定したNBA。しかし、出場全22チームがベストメンバーで臨めるわけではなさそうだ。

 6月24日にはロサンゼルス・レイカーズのエイブリー・ブラッドリーが再開後のシーズンに参加しない意向を表明。ブラッドリーは6歳の息子が呼吸器系の病気にかかっており、家族の健康を第一に考えた結果の決断だという。今季63試合のうち49試合に出場し、うち44試合で先発を務めていたブラッドリーは、チーム5位の平均8.6点に加え、持ち前の堅守でチームの躍進を支えていた。

 レイカーズはほかにもドワイト・ハワードが人種差別問題への取り組みを優先し、シーズンの再開に疑問を投げかけており、不参加の可能性を残している。リーグはロースターに空きが出た場合、代替選手の登録を認めており、レイカーズの補強候補にはレブロン・ジェームズと共闘経験のあるJR・スミスの名も挙がっている。

 そのほか、再開後のシーズンにおける不参加を表明している各チームの選手は以下の通りだ。
※情報は6月24日時点。
 
■ブルックリン・ネッツ/イースト7位
カイリー・アービング(2月に手術を受けた右肩が完治していない&人種差別問題を優先させるため)
ケビン・デュラント(今季はリハビリに専念し、来季の完全復帰を目指すため)

■ワシントン・ウィザーズ/イースト9位
ダービス・ベルターンス(FAになる今オフの前にケガをするリスクを避けるため)
ジョン・ウォール(今季はリハビリに専念し、来季の完全復帰を目指すため)

■ロサンゼルス・レイカーズ/ウエスト1位
ドワイト・ハワード(人種差別問題への取り組みを優先させるため)※不参加かは未確定
エイブリー・ブラッドリー(家族の健康を優先させるため)

■ユタ・ジャズ/ウエスト4位
ボーヤン・ボグダノビッチ(5月に今季終了となる手首の手術を受けたため)

■ポートランド・トレイルブレイザーズ/ウエスト9位
トレバー・アリーザ(離婚に伴う親権問題の裁判中であり、息子との面会を優先させるため)

■サンアントニオ・スパーズ/ウエスト12位
ラマーカス・オルドリッジ(4月に今季終了となる肩の手術を受けたため)

■フェニックス・サンズ/ウエスト13位
ケリー・ウーブレイJr. (3月に手術した右ヒザ半月板の治療を優先させるため)

■フリーエージェント
デマーカス・カズンズ(リハビリを優先させるため)

 選手は現地6月24日(日本時間25日)までに、所属チームに対して自身が今季プレーするか否かを報告する必要がある。新型コロナウイルス、人種差別問題、故障のリスク。様々な要素が絡むなかで、それぞれの選手たちがどのような決断を下すのか。再開後の優勝戦線に影響を及ぼすことは必至なだけに、大きな注目を集めそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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