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NBA

“シャック&ペニー”はもう1年共闘していたら優勝していた?“早熟の天才”が当時を回想

ダンクシュート編集部

2020.07.17

93年からマジックで共闘したペニー(左)とシャック(右)。結成2年目の95年にはファイナルに進出した。(C)Getty Images

93年からマジックで共闘したペニー(左)とシャック(右)。結成2年目の95年にはファイナルに進出した。(C)Getty Images

 シャキール・オニールはバスケットボール殿堂入りを果たしている、言わずと知れた怪物センターだ。19年間のキャリアではロサンゼルス・レイカーズ時代にコビー・ブライアント、マイアミ・ヒート時代にドゥエイン・ウェイド、クリーブランド・キャバリアーズ時代にレブロン・ジェームズといった数々のスーパースターたちと共演したが、“別格”の男がいたという。それがアンファニー“ペニー”ハーダウェイだ。

 ペニーは身長201cmでポイントガードを務める大型司令塔で、“マジック・ジョンソン二世”とも言われた。シャックとは1993-94シーズンからオーランド・マジックで3年間一緒にプレー。94-95シーズンには「45番」で電撃復帰したマイケル・ジョーダン擁するシカゴ・ブルズを打ち破り、ヒューストン・ロケッツとのファイナルにも駒を進めた。

 2人はマジックでチームメイトとなる前、1994年に公開された映画『Blue Chips』で共演。ロサンゼルスの撮影現場でペニー(当時メンフィス大)の存在を知り、そのポテンシャルの高さを目の当たりにしたシャックはすぐにマジックのオフィスに向かい、レイカーズで黄金時代を築いた名デュオを引き合いに出してペニーの獲得を訴えたという。
 
「俺と彼は新時代のマジック(ジョンソン)とカリーム(アブドゥル・ジャバー)になる可能性がある」

 当時ドラフト全体1位指名権を持っていたマジックはミシガン大のクリス・ウェバーを獲得し、その後ゴールデンステイト・ウォリアーズから3位指名を受けたペニーとトレードを敢行。シャックの願い通り、ペニーとの若手デュオが誕生した瞬間だった。シャックは『NBA on TNT』で、ともにリーグを席巻した名相棒へ賛辞の言葉を送っている。

「ペニーは俺が一緒にプレーした選手を全員融合させたような選手だ。時に、Dウェイドのように試合を支配した。レブロンのような偉大なパサーでもある。俺がボールを欲しい時、走って速い攻撃を仕掛けたい時は、常にボールをくれた。コビーのような闘争心、勝利への執着心も持っていた」
 

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