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NBA

サンダーの「歴代ベスト5」を選定!NBA史に残る2組のデュオは文句なし。最後の1人は初優勝時のメンバーから抜擢

出野哲也

2020.07.31

球団ベスト5には、前身のソニックス時代と本拠地移転後のサンダー時代に活躍した2組のデュオが名を連ねた。(C)Getty Images

球団ベスト5には、前身のソニックス時代と本拠地移転後のサンダー時代に活躍した2組のデュオが名を連ねた。(C)Getty Images

 1946年の創設から74年。その長い歴史の中でNBAは何人ものスーパースターを輩出し、ファンを楽しませてきた。では、各チームの「歴代ベスト5」を選出したら、一体どんな選手が並ぶのか。『THE DIGEST』では、NBAに精通する識者に依頼し、全30チームのベストメンバーを選んでもらった。今回は、前身であるシアトル・スーパーソニックス時代の1979年に頂点に立ち、本拠地移転後もプレーオフ常連の地位を確立している「オクラホマシティ・サンダー」編をお届けしよう。

【ポイントガード】
ゲイリー・ペイトン

1968年7月23日生。193cm・82kg
在籍期間:13シーズン(1990~2003)
成績:999試合、平均18.2点、4.2リバウンド、7.4アシスト

 サンダーはシアトル・スーパーソニックス時代の1978、79年に2年続けてファイナルに進み、79年に球団初にして唯一の優勝を果たした。その頃のスターPGとしてチームを牽引したガス・ウィリアムズも捨てがたいが、さすがにペイトンを選ばないわけにはいかないだろう。
 
 出場試合数(999)をはじめ、アシスト(7384)、スティール(2107)など多くの球団記録を持ち、オールスター出場9回はすべてソニックス時代。平均20点以上のシーズンが6回と得点力も高かったが、何と言っても一番の売りはディフェンスだった。95-96シーズンには平均2.85本でスティール王となり、PGでは史上唯一の最優秀守備選手賞に選ばれた。同年は球団史上最高&カンファレンストップとなる63勝をあげ、79年以来初のファイナルまでチームを導いている。

 オールディフェンシブ1stチームにも94年から9年連続で選出。見た目からしていかにも生意気そうな出で立ちで、実際トラッシュトークでマッチアップ相手を精神的にゆさぶる名人。「そうやって俺を打ち負かすことだけに気がいって、チームプレーが疎かになればこっちのもの」という計算の下、どんな相手に対しても減らず口を叩き続けた。
 

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