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NBA

ウィザーズのプレーオフ進出、絶たれる…。八村塁はオフェンスで躍動するも、重要な局面でインパクト残せずシーディングゲーム5連敗

秋山裕之

2020.08.08

八村の奮闘も空しく、ウィザーズはシーディングゲーム5連敗となった。(C)Getty Images

八村の奮闘も空しく、ウィザーズはシーディングゲーム5連敗となった。(C)Getty Images

 8月7日(日本時間8日、日付は以下同)、イースタン・カンファレンス9位のワシントン・ウィザーズはニューオリンズ・ペリカンズと対戦。シーディングゲーム4連敗という状況のなか、プレーイン・トーナメント出場を果たすべくわずかな可能性を信じて挑んだものの、107-118で敗北を喫した。

 同日に行なわれた試合では、イースト7位のブルックリン・ネッツが119-106でサクラメント・キングスを下し、プレーオフ進出が確定。また、同8位のオーランド・マジックは101-108でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに敗れたものの、ウィザーズの敗戦により、こちらもプレーオフ出場が決定。ウィザーズは今後3試合にすべて勝っても、プレーイン・トーナメント進出の条件である“8位のチームと4.0ゲーム差以内”が不可能となったため、プレーオフへの道がこの時点で絶たれてしまった。
 
 ペリカンズは2連戦の2試合目ということで、ザイオン・ウィリアムソンに休養を与えると発表。昨年のサマーリーグはザイオンの故障、レギュラーシーズンの同カードも新型コロナウイルスにより中止となっていたため、この第二幕でも八村塁とザイオンの初対決は実現せず、来季までお預けとなった。

 試合は前半を56-54で折り返したウィザーズが、後半に入っても順調に得点を重ね、第3クォーターには一時9点のリードを奪取。八村、トーマス・ブライアント、トロイ・ブラウンJr.、イシュ・スミスがバランスよくオフェンスを展開していたものの、同クォーター途中からペリカンズの好ディフェンスの前に押され始めてしまう。

「俺たちは今夜、自滅してしまった。嘘を言うつもりはない。第3クォーターに入って、オフェンスが停滞してしまったんだ。前半で見せたような激しさを持続させることができなかった」

 試合後にブラウンJr.がそう悔やんだように、前半のウィザーズはフィールドゴール(FG)成功率51%を記録していたが、第3クォーターはわずか28.0%にとどまった。
 

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