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NBA

マレーとミッチェルが51年ぶりにNBA記録を更新!2人の若きスコアラーが打ち立てた新レコードとは?

ダンクシュート編集部

2020.09.02

ミッチェル(左)は7試合で平均36.3点、マレー(右)は31.6点を荒稼ぎ。両者の総得点475はプレーオフ歴代1位で、51年ぶりにNBA記録を更新した。(C)Getty Images

ミッチェル(左)は7試合で平均36.3点、マレー(右)は31.6点を荒稼ぎ。両者の総得点475はプレーオフ歴代1位で、51年ぶりにNBA記録を更新した。(C)Getty Images

 9月1日(日本時間9月2日)、ウエスタン・カンファレンス1回戦、第3シードのデンバー・ナゲッツと第6シードのユタ・ジャズの第7戦が行なわれ、ナゲッツが80-78で勝利。史上12チーム目となる1勝3敗からの逆転勝ちで2年連続のカンファレンス準決勝進出を決めた。

 最終戦は両チームともフィールドゴール成功率が4割以下(ナゲッツ37.8%、ジャズ38.0%)に沈むなど、プレーオフらしいディフェンシブな展開に。しかし、それまでの6試合の平均得点はナゲッツが115.0点、フィールドゴール48.1%、3ポイント44.3%、ジャズが119.3点、フィールドゴール50.4%、3ポイント44.9%という点の取り合いが繰り広げられていた。

 そんなシリーズで、驚異的なペースで得点を重ねたのがナゲッツのジャマール・マレーとジャズのドノバン・ミッチェルだ。マレーは第4戦から3戦連続40点以上を奪い、7試合で平均31.6点(36、14、12、50、42、50、17)、一方のミッチェルは初戦の57点を皮切りに、5試合で30点超えと爆発し36.3点(57、30、20、51、30、44、22)を荒稼ぎ。ジャズが129-127で勝利した第4戦ではミッチェルが51得点、マレーが50得点をあげ、プレーオフの試合で両チームの選手が45得点以上をあげた初の例となった。
 
 7試合で2人があげた合計得点は475(マレー221点、ミッチェル254点)。『HoopsHype』によると、これはプレーオフシリーズで両チームの選手があげた総得点でリーグ史上最多の数字だったという。

 これまでの最多は1969年のファイナルでロサンゼルス・レイカーズのジェリー・ウエストとボストン・セルティックスのジョン・ハブリチェックが記録した463点(ウエスト265点、ハブリチェック198点)だった。2位から4位も1960~70年代の記録で、5位に2001年のカンファレンス準決勝でフィラデルフィア・セブンティシクサーズのアレン・アイバーソンとトロント・ラプターズのヴィンス・カーターがあげた449点(アイバーソン236点、カーター213点)が入っていた。

 よりプレッシャーのかかるプレーオフという大舞台で超人的なパフォーマンスを披露し、51年ぶりにNBA記録を塗り替えたマレーとミッチェル。どちらもまだ23歳と若いだけに、今後もポストシーズンで対戦する可能性は十分ある。来季以降、この2人と両チームのマッチアップは大きな注目を集めることになりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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