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NBA

セルティックスとのイースト決勝に闘志を燃やすバトラー「きっと究極のやり合いになると思う」

秋山裕之

2020.09.13

セルティックスとのイースト決勝を前に、バトラー(右)は闘志を燃やしている。(C)Getty Images

セルティックスとのイースト決勝を前に、バトラー(右)は闘志を燃やしている。(C)Getty Images

 9月11日(日本時間12日、日付は以下同)に行なわれた試合で、ボストン・セルティックスが昨季覇者トロント・ラプターズを92-87で下し、4勝3敗でカンファレンス・ファイナルに進出。8日に一番乗りでイースタン・カンファレンス決勝へと駒を進めていたマイアミ・ヒートは、15日からセルティックスとファイナル出場をかけて戦うこととなる。

 今季のヒートは第5シードながら、カンファレンス準決勝ではリーグ最高勝率のミルウォーキー・バックスを4勝1敗で撃破。1回戦もスウィープで勝ち上がっており、ここまでは好調と言っていい。

 とはいえ、過去25年間のプレーオフで、第5シード以下のチームがカンファレンス決勝まで勝ち進んだケースは2例しかない。ひとつ目は1999年、第8シードからファイナルまで勝ち進んだニューヨーク・ニックス、そしてもうひとつは2013年のメンフィス・グリズリーズ(第5シード)。今年のヒートは、この四半世紀では特筆すべき快進撃を見せているのだ。

 だが、ジミー・バトラーは自チームが過小評価されることを好んでいない。12日に行なわれたチーム練習で、ヒートのエースはメディアに対しこう話した。
 
「俺たちは“アンダードッグ”という言葉を使うことはない。『喧嘩腰でプレーしてきた』と言うことはあるかもしれない。だけど、このチームはアンダードッグなんかじゃないんだ。俺たちは本当に優れたチーム。一丸となってプレーするし、全員がそれぞれの役割を理解している。そうして相手チームとやり合ってきただけさ」

 続けて「俺が思うに、このチームはここに来るべくしてやってきた。俺たちはそう見ている。俺たちは競争者としてここまで勝ち上がってきたんだ」と発言した。

 ヒートとセルティックスの今季戦績は、セルティックスの2勝1敗。バトラーはそのうち2試合に出場し、平均28.5点、6.0リバウンド、3.0アシストと見事な数字を残しているものの、どちらもヒートは敗北を喫した。そしてバトラー不在で戦った8月4日のシーディングゲーム(順位決定戦)で、ようやく今季初勝利を飾っている。

 その試合ではバム・アデバヨが21得点、12リバウンドをマークしたほか、ダンカン・ロビンソンは21得点、ゴラン・ドラギッチが20得点、ケリー・オリニクが15得点&6リバウンド%8アシスト、タイラー・ヒロは11得点、アンドレ・イグダーラも8リバウンド&4アシスト&2ブロックと主軸がそれぞれ持ち味を発揮。ベストメンバーで臨んだセルティックスを、ヒートは完全体ではない状態で撃破したのだ。
 
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